石破総理大臣が、夏の参院選への対応について、2040年にGDPを名目で1000兆円にするとともに、国民の平均所得を5割以上上昇させることを掲げるよう指示をしたことや、自公幹事長は物価対策として現金を給付する方針で一致したことで、ドル円は145円台まで浮上しました。
ドル円に関しては、以前からコメントしている通りになります。いずれ、146円~150円レンジで落ち着くと予想しています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://first-traders.com/metal/17545/
【大阪金】
大阪金は、堅調な動きを見せました。昨日は、大阪白金についてコメントしたため、お休みとさせていただきましたが、先週末からの流れで、本日コメントいたします。
〈先週末からの流れ〉
6月9日の会員サイトでは、前日安値15566円前後を買い方針、9日終値で15566円を上回れない場合は決済(短期トレードならば)、中期トレードならば15200円台もあると予想しながら維持することを提案しました。
結果、9日の終値15509円と下回り、短期トレードを行っている方は、一旦決済したと考えます。
〈考え方〉
9日に前日安値を下回って終えたため、一旦上昇にブレーキがかかったと考えます。そのため、数日間は一進一退の動きを予想していますが、売りは一切考えておりません。むしろ、資金配分を考慮した上で、買い拾ってみるのが良いでしょう。繰り返しになりますが、NY市場で高値を買うプレーヤーが参入していないため、高値を買い煽る必要はないと考えます。
今、金が堅調に動いているのは、現物の買いと考えます。しかも、中国金ETFに資金流入していることが、NY金価格3300ドルを維持している要因と考えます。
よって、多少の下振れがあっても、中期スタンスで考えるならば、マイナス圏で買い仕込むのも良いでしょう。
【大阪白金】
大阪白金は、乱高下しております。かなり、場中で売り買いが乱発していました。昨日は過熱している相場と伝えましたが、本日は大荒れ相場になっております。
昨日のコメントをご参考にしてください。
https://first-traders.com/metal/17566/
6月6日に4800円を上抜けたため、それ以上が真空地帯となり、相場が動きやすくなっているようです。本日は、かなりまとまった売り買いが見られました。しかも、大阪白金出来高が24784枚と、過去にないくらいの大商いとなりました。
昨日も指摘した時間足、日足、週足の買われすぎは解消されておりません。そのため、まだ上値余地があるとしても、買いは一切考えません。
〈修正安要素〉
修正安の可能性はあると考えます。①NY市場で投機筋が買い煽ていること②NYプラチナ7月限のロールオーバーが既にスタートしていること③テクニカル面で買われすぎであることが挙げられます。
①に関しては、昨日のコメントをご覧ください。②は今週からNY市場で中心限月7月限から10月限へのロールオーバーが行われております。そのため、安値の買いも10月限現価格に乗り換えされるため、1200ドル台の買いポジションが膨らむと考えます。そうしますと、少し下げただけで、投機筋の手仕舞い売りが出やすくなることが予想できます。③に関しては、昨日も触れましたが、8~9割買われすぎ・過熱相場になっております。
繰り返しになりますが、修正安は10%~15%下落率を意味します。
〈昨年の修正安〉
こちらのチャートは、大阪白金週足になります。ご参考程度で、ご覧ください。①~③の上昇場後の下落率をみていきたいと思います。
①は4月15日に4959円まで上昇し、2週間で4500円まで下落しました。下落幅は459円であり、下落率は9.2%でした。続いて、②は5月20日に5482円まで上昇し、3~4週間で4779円まで下落しました。下落幅は703円、下落率は12.8%でした。③は10月30日に5188円まで上昇し、4週間で4507円まで下落しました。下落幅は681円、下落率は13.1%でした。
今回は、高値を付けたか明確ではありませんが、過熱した相場はいったん修正安を演じる可能性があることだけは認識しておきましょう。
【日経225】
日経225は、堅調に推移しました。先週末も一般サイトでも指摘したように、前日高値を9日に上回ったため、利食いできなかった方は、売り玉ロスカットとなりました。
基本は、突っ込み買い方針です。未だ方向性が見えないため、短期トレード中心に考えていきたいと思います。
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