いろいろとトランプ関税に対するニュースが入っておりますが、7月4日米国独立記念日までに明らかになると考えます。そのため、割愛いたします。
FRB高官による7月利下げ説で、ドルの上値が重くなっております。7月FOMCは、7月29日・30日です。
【大阪金】
大阪金は、堅調な動きを見せました。本日会員サイトでは、15200円台で新規買いを提案しました。ただし、10時ごろに15296円までしか下落しなかったため、新規買いできなかった方もいたと思います。
イラン・イスラエル停戦合意により高値から5.4%下落しましたが、以前からお伝えしているように5%は押し目の範疇と考えます。繰り返しになりますが、私は中東情勢を材料とし、金買いの話をしているわけではありません。各国の財政拡張により、自国通貨安に代わる実物資産として金買いが考えられるわけです。世界中央銀行の外貨準備金の20%を占めている金(ゴールド)ですが、数十年前は70%を占めていた時代もありました。
つまり、まだ中央銀行による金購入は続くと考えます。ただし、突発的な材料が一巡したため、高値を追いかける相場ではないように思えます。当然、資金配分を考慮し、買い拾っていくのが良いと考えます。
【大阪白金】
大阪白金は、やはり先週末の下落で買い拾われたようです。今回の上昇の中で、6月12日高値5448円、19日高値5902円を付けた後は、一旦5%以上下落してから切り返しております。先週末は、7.2%下落したことになります。先日もお伝えしたように、あと3日間は5900円~6300円レンジを想定しておきましょう。ただし、ここでのポイントは、大阪白金6100円、プラチナ現物1075ドルを上回るかです。仮に上回ることができず、大阪白金5900円、プラチナ現物1330ドルを下回ると、相場のリズムが変わってきます。いずれにしても、未だ波乱含みの展開を予想します。
〈こちらのチャートをご覧ください。〉
その前に、先週末に問い合わせで、現物価格を見るにはどうすれば良いかとのご質問をいただきました。今では、ネットで調べれば出てきます。相場を『好きになること』が重要というのは、その相場をある程度知るということです。私は、当然現物市場、先物市場を見ていますが、ETF市場の動きも見ています。これらを見ることで、色々な角度から相場をイメージすることができます。是非ご参考にしてください。
こちらは先週末も掲載しましたチャートですが、指摘した通り1375ドルを下回り一気に下落した後、やはり1330ドルで下げ渋ったように思います。
https://first-traders.com/metal/17788/
私のブログをご覧いただいている方は、ろうばい売りはせずに、冷静に対応して頂いていると思います。ここからは、当然1375ドル(①)と1345ドル(②)が重要になります。
こちらも先週末に掲載したチャートになります。未だ上昇トレンドの中で推移しております。一つもトレンドが崩れていません。つまり、買い方主体の動きということになります。つまり、天井を打ったと判断するのは時期尚早ということになります。もうしばらく確認する必要があります。
NY市場では、完全にロールオーバーが完了し、10月限が全てにおいて中心限月になりました。そのため、現物価格よりも9ドルほど割高に変わりました。ただし、現物価格がNY価格に近付く場面も見受けられました。つまり、現物価格が未だ堅調に推移しているということになります。
よって、冒頭で述べたように、ポイントだけはしっかり押さえながら、相場状況を確認していきたいと思います。なお、先週末公表した米国CFTC建玉明細については、説明が長くなりますので、今回は割愛いたします。
【日経225】
日経225は、本日も堅調な動きを見せました。繰り返しになりますが、日経225は国内要因と外部要因がプラス評価したため、41000円に近づく動きとなりました。しかも、本日に限っては2兆円規模の配当再投資期待で買われていたように思います。大引けで、2兆円規模配当再投資が入ったように思います。
7月からが重要になります。ここ数日間は、配当再投資で底堅く推移しましたが、来月からはその材料はなくなります。しかも、トランプ大統領は、日本に対し自動車関税25%を課すとの手紙を送ると明言しております。6月は、相場が楽観的に動きましたが、このまま継続するとも思えません。
よって、前日安値を下回って終えるまでは買いスタンスですが、下回って終えた場合は一旦様子見るのが良いでしょう。
※会員登録について。
無料会員サイトであり、同業他社の外務員会員登録を防ぐため、必ず電話にて確認をさせていただいています。
無料会員登録に数日間かかることもあります。数日間経っても連絡がない場合は、会員登録見合わせということになります。ご了承ください。