売りにしても買うにしてもポイントは押さえましょう。18:18

 7月4日米国独立記念日まで、あと3日。今月の米雇用統計は、7月3日に発表されます。7月入りしたことで、やや相場の動きに変化が出てきたようにも思えます。

【大阪金】

 大阪金は、堅調な動きをしました。お客様、会員様は、毎朝会員サイトをご覧いただいていると思います。その中で、〇〇〇〇〇円以上は売り物が出やすいとの言い回しもありますが、決して売ってくださいということではありません。私が言いたいのは、その価格以上はまだ強気するところではないということです。

 大阪金は、弱気するつもりはありません。ただし、突発的な材料が出てこない限り、飛びつき買いは避けましょう。おそらく、NY市場で3200ドル台まで下落したため、値ごろ買いも入ったように思います。

 昨日の会員サイトでは、15200円台で新規買いを提案しました。買えなかった方が多かったと思いますが、下がったところは買いチャンスと思えるか否かです。以前からお伝えしているように、なぜ金は買いなのかを考えながらトレードするのが良いでしょう。数日前からのブログをご参考にしてください。

【大阪白金】

 大阪白金は、日中取引までは5900円~6300円の間で推移していましたが、夜間取引から急激に売られてきました。

〈基本は現物市場〉

 基本は、現物価格の動向が重要です。先物市場は、ヘッジをメインとする市場です。先物市場を基準に考える必要はないでしょう。ただし、投資家のポジション移動(NY市場で言うロールオーバー)は、重要です。相場は、資金の動きで上昇も下落もします。投資家の目線で考えるのが良いでしょう。

 26日大阪市場に6月限が新補発会しました。ここ数日間見ましても、4月限から6月限への乗り換えが行われているようです。おそらく、数日間以内には4月限の取組を6月限が上回ることでしょう。

ただし、現物価格の動向が一番重要です。

〈ここ数日間掲載している60分足〉

 このチャートは、現物市場の60分足になります。①が1375ドルであり、上値抵抗ラインです。②は21日安値からの上昇トレンドラインであり、昨日はそのラインを下回ったため、売り物が出たように思います。ただし、③は1325ドルであり、今で言えば下値支持線になります。ミクロではありますが、下値支持線を割り込むと、今までの上昇が、現在の需給環境を織り込んだ可能性が出てきます。

〈マクロで見た場合〉

 こちらは、現物市場の日足チャートになります。未だ、上昇トレンドは割り込んでおりません。今回は、視点をずらし、6319円まで上昇した経緯を深堀してみたいと思います。大阪白金が6月12日に5548円まで上昇し、その後5250円~5550円レンジで推移しました。チャートで言う①になります。①は、1日で45.45ドル上昇しました。そして、6月19日に5902円をまで上昇し、その後5550円~5900円レンジで推移しました。②です。②は、1日で64.46ドル上昇しました。6月27日に6319円まで上昇し、その後5900円を下値抵抗にしました。(本日の日中取引まで)③になります。③は、1日で74.85ドル上昇しました。

 今は5900円を下回りましたので、可能性は低くなりましたが、仮に大阪白金のレンジを切り上げ、つまり6300円~6750円に移行するには、1日で100ドル以上買い上げる必要があります。ゼロではありませんが、物理的に困難と考えます。

〈NYプラチナと現物価格との関係性〉

 18時時点のNYプラチナ価格は1345ドルに対し、現物価格は1334ドルで推移しています。昨日も相場下落時では、11ドルの価格差がありましたが、今朝方は4ドルまで縮小していました。この現物価格が、1325ドルを割り込んでくるかに注目したいと思います。

 よって、一切買いは考えていませんが、大阪白金で言えば6月26日の大陽線を否定できるかに注目したいと思います。つまり、5711円を下回って終えることができるか確認していきます。ある程度、ポイントを押さえておきましょう。

【日経225】

 日経225は、40000円を下回ってきました。本日の会員サイトでは、40200円台からは買いとしながらも、終値で40160円を下回るようならば、撤退としました。損決済となりましたが、高値で買うのならば、このくらいのリスクは仕方がありません。

 昨日も述べたように、配当再投資という買い要因がなくなったことで、下値が買い拾われにくくなったと思います。まだ売りを考える場面ではないため、数日間様子を見ながら判断していきたいと思います。

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