NY市場が牽引しているのか!?17:44

本日午前3時に公表したFOMC議事録(6月17日ー18日FOMC)では、利下げをめぐり当局者の見解が分かれたことが再表明されました。大半のメンバーは根強いインフレを懸念し、利下げに慎重な姿勢が明らかにしたと同時に、次回会合での利下げも除外していないメンバーがいたことが明らかとなり、ドルは上昇一服となりました。ドル円の見解は、昨日のコメントをご覧ください。

【大阪金】

 大阪金は、本日反発しました。詳しくは、昨日のコメントをご覧ください。

https://first-traders.com/metal/17887/

 会員サイトでも述べましたが、やはり15600円台では買い拾われました。基本は、買い方針継続です。いつ何時反発するか分からないため、買い玉を一部残しながら、買いの出し入れをするのが良いでしょう。

 繰り返しになりますが、金価格が上昇している理由は、世界的に財政を拡張しているからと考えます。しかも、ドル離れから金を購入する中央銀行が少なくないと考えます。

当然、インフレ懸念もあるため、金価格の下値サポートになっているのでしょう。各中央銀行の金買いが目立っておりますが、8日にワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のレポートによりますと、6月末時点の世界金ETF保有残高は5月末に比べ74.56トン増加していました。

 つまり、金の場合は投機筋買いをせずとも、相場は堅調に推移するということです。むしろ、投機筋が買わない方が、大きなリスクも少なく、確実に上昇できると考えます。

【大阪白金】

 大阪白金は、軟調な動きを見せた反面、底堅くも見えました。本日は簡潔にコメントしたいと思います。

 昨日もコメントしたように、未だ現物価格は上昇トレンドを維持しています。本日は、1338ドルが下値ラインになります。

〈気になる点〉

 ①NYプラチナ価格1395.5ドル、現物価格1359.5ドルと36ドルも価格差が拡大していること(17:20時点)②1350ドルで、ある程度中国筋が現物買いしていること③パラジウムも現物価格とNY価格の差が拡大したことです。

 ①と③は、昨日から変化しました。昨日も指摘しましたが、NY市場に投機筋の買いが入っているように思います。②は、昨日現物価格が1350ドルで推移していたのですが、上海市場の出来高が久しぶりに増加していました。これらの点から相場が底堅くも上値重くもなっているように思えます。

 現物価格が崩れていないため、ハッキリしたことは言えませんが、もうしばらく相場の動向を確認したいと思います。

【日経225】

 日経225は、やはり狭いレンジの動きとなりました。昨日は、本日の大引け間際に、ETF分配金捻出による売りが1兆円規模入ると伝えましたが、金額が大きいため大引けではなく、立会中に売っていたのではとのことです。

 再び、相場の方向性に欠く動きを見せているため、明日のSQ値を確認しながら判断するのが良いでしょう。

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