6月とは異なる動きも・・・。17:54

 昨日の米CPIコア指数の結果は、ご存じのように、前月比0.2%(市場予想0.3%)、前年同月比2.9%(同3.0%)と、市場予想通りにもかかわらず、NY連銀製造業景気指数が市場予想を大幅に上回ったことで、ドル高が進み、ドル円は149円台を付けました。

この結果を受けて、フェドウォッチによる年内利下げ回数は、依然2回が優勢であり、150円を突破するのは困難と予想します。

【大阪金】

 大阪金は、16154円まで上昇してきました。昨日もお伝えしたように、6月24日高値16171円を上抜くまでは、前日安値を意識し、買い方針としました。16171円を上抜けてからは、利益を確定するのが良いでしょう。

 繰り返しになりますが、金相場が天井を打つとは思えません。ただし、5%~8%の押し(800円~1300円)は有り得る話です。どこでそのような押しを入れるかは分かりませんが、可能性としては高値更新してからと考えます。しかも、今は内外ともに過熱感はありません。

 金の場合は、資産としての価値があるため、価格が高いとか安いとかは関係ありません。世界の流れが、財政拡張であり、ドル離れ継続している中で、金が実物資産として買われるのは理にかなった話です。

【大阪白金】

 大阪白金は、狭いレンジでの動きとなりました。本日の相場を見る限り、プラチナ現物価格が反発しても大阪白金は買い進まれなかったように思います。つまり、6月のような相場展開ではなくなってきたようにも思えます。

 金の場合は実物資産として高い・安いは関係ありませんが、プラチナの場合は65%が工業品需要・35%が宝飾品需要であるため高い・安いは関係あります。昨日も述べたように、景気が上向いている場合は、高くても需要は存在しますが、トランプ関税により高いところでは見送るといった向きも出てくるはずです。

 需給を見るうえで、供給不足だからと言って上昇し続けることはありません。需要減少しているからと言って下落し続ける相場はありません。当然、価格が上昇することで供給が出ますし、価格が下落すると需要も出てきます。全ては、価格次第ということです。それが需給です。

 繰り返しになりますが、プラチナ現物価格1350~1400ドルレンジならば、あまり考える必要はないでしょう。1325~1350ドルを下回ってから判断するのが良いでしょう。ちなみに、17:40時点のNYプラチナ価格は1417ドル、現物価格は1378.5ドルで推移しています。価格差は、38.5ドルです。

 ここ2日間の中国筋は、あまり買っていないように思います。

よって、強気は一切していませんが、もうしばらく様子見たいと思います。

【日経225】

 日経225は、意外に堅調な動きを見せました。2日前から会員サイトで、39600円~39800円は試し売りとし、40000円以上をストップロスと伝えてきました。おそらく、ほとんどの方が新規売り成立したと思います。

 相場が売り転換したわけではありませんが、市場の楽観ムードが気になるため、試し売りで臨むのが良いと考えています。

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