大阪金は予定通りの動き、大阪白金は思惑が先行。17:47

 20日参院選の結果は、ご存じのように与党は過半数の議席を維持することができませんでしたが、選挙前に厳しい情勢が伝えられていたこともあり、市場は予想の範囲内と受け止め、株や円を買い戻す動きが見受けられました。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、ウクライナとロシアの3回目となる和平協議を23日トルコで実施すると明らかにしました。

【大阪金】

 大阪金は、予定通り6月24日高値16171円を上抜き、16237円まで上昇しました。基本は、買い方針です。ただし、以前にもお伝えしていたように、16171円を上抜けたところでは利食いを意識するのが良いでしょう。

 ただし、本日会員サイトで述べていますが、突込みは買い拾い継続とします。

 繰り返しになりますが、金価格が上昇する理由としては、世界各国の財政拡張にあると考えます。ドル離れが続いている中、実物資産として金が買われやすくなっていると考えます。

 注意する点は、8%~10%の修正安のみです。しかしながら、内外ともに過熱感がないため、過剰に意識しなくても良いと考えます。

【大阪白金】

 大阪白金は、堅調な動きを見せました。本日の動きを見る限り、海外市場やETF市場とは、ほとんどリンクしていなかったように思います。唯一、為替に対しては、反応していたように思います。

 正直、まだ下落する相場ではないと考えます。先週末も伝えたように、7月10日以降の海外市場の動きは、トランプ関税によるものであり、大阪市場はほとんど反応していません。ただし、現物価格が堅調な動きを見せ、円安に動いた場合は、もう少し上値を意識しておくべきでしょう。

 今の相場は、理屈以外の思惑で反応しているように思います。先週末のコメントをご参考にしてください。

 当然、1400ドルまで上昇したのは、中国実需の買いによるものです。しかし、その一方で、私の知る限り、プラチナETF残高が減少しています。全てのETF市場を把握しているわけではありませんが、6月30日から7月21日までのロンドン市場では4.88トン減少、NY市場は0.73トン減少、南ア市場は0.51トン減少しています。つまり、価格高騰により投資需要が減少していることになります。

 このような状況の中で、プラチナ現物価格が上昇し続けるとは思いませんが、大阪市場の場合7月10日以降500円以上割安が拡大したため、もうしばらく突込みは買い拾われやすいと考えるべきでしょう。

 よって、買いは一切考えていませんが、もうしばらく様子見とします。

【日経225】

 朝方、日経225は買戻しにより40000円台まで浮上しました。本日、会員サイトで述べたように、39630円を終値で上抜けない場合はロスカットとし、〇〇〇〇〇円以下は買い拾いとし、買えた方は本日の安値近辺で成立したと思われます。

 新規買いが成立した方は、前日安値39580円を下回って終えた場合は、ロスカットとします。

 方向性が見えにくいため、短期トレードで臨むのが良いと考えます。

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