朝から日本市場はポジティブに反応。17:53

 本日、日本時間8時過ぎに、トランプ大統領は自身のSNSで、関税措置をめぐる交渉で日本と大規模な締結をしたと明らかにしました。

 市場は、関税合意が難航すると予想していただけに、本日の日本市場はポジティブな動きとなりました。

【大阪金】

 大阪金は、16326円まで上昇しました。ドル円が147円まで切り返す中で、株式市場大幅上昇したこともあり、ポジティブな動きとなりました。

 先日からお伝えしていますように、6月24日高値16171円を上抜いたため、利食いを意識している方も多いと思われます。ただし、過熱している相場ではないため、高値は見送りとしますが、今一度突込み場面では買い拾うのが良いでしょう。

 会員サイトの60分足トレンドをご参考にしてください。

【大阪白金】

 大阪白金は、6200円を上抜けたことで、買いが集中したように思います。本日の大阪白金の動きを見ましても、終始まとまった成行買いが入っていたように思います。しかも、本日は現物価格とリンクしていました。

 ここまで上昇したため、6319円を上抜ける可能性は高いと考えます。

〈7月10日以降の換算値〉

 7月10日にトランプ大統領が銅に対し50%の関税を課すとし、15日にはロシアから原油を調達した国へ100%の2次関税を課すと発表しました。関税に対しては、ほとんど反応していませんでしたが、本日6200円を上抜けたことで、プラチナ現物価格反発以上に大阪白金が上昇しました。

 7月10日9時30分のプラチナ現物価格は1351.9ドルであり、ドル円は145.85円、大阪白金は6006円で推移していました。それが、本日17時20分時点では、プラチナ現物価格1455ドル、ドル円146.80円、大阪白金は6290円で推移しています。

 つまり、本来ならば7月10日9時30分時点から532円上昇しても良い換算値ですが、大阪市場では284円しか反応していません。このことをどのように解釈すれば良いか、正直現段階では分かりません。本日に限っては、8時45分から比べ51円高の換算値でしたが、大阪白金は87円買われることとなりました。

〈パラジウムが反発すると、プラチナも反発〉

 やはり、パラジウムの存在は大きいように思います。トランプ大統領がロシアへの制裁を発表してから、白金族への供給不安で、パラジウム価格が大幅上昇しています。そのことからプラチナ価格も下がりにくくなっております。23日にウクライナとロシアが、和平協議を行いますが、進展が見られないと、供給不安は継続する可能性があります。

 今は、プラチナに対し間接的な材料が多すぎて、売り買いの判断がしにくくなっております。しかし、本日6200円を上回ったことで、終値での高値更新から弱気する相場ではないと考えます。もうしばらく、状況を確認したいと思います。

【日経225】

 日経225は、本日大幅高になりました。市場は、日米交渉が合意すると予想していなかったため、本日のように大幅高になったのでしょう。昨日の会員サイトでは39600円以下は買い拾いとし、本日の会員サイトでは利食い優先としました。

ただし、利食いを提案した価格から1000円近く更に上昇しました。

 本日大幅上昇したことで、日経平均PER(株価収益率)は16.3倍まで上昇したと考えます。以前にもお伝えしていますが、16倍台はやや過熱感があります。そのため、未だ突っ込み買い方針としながら、一呼吸置きたいと思います。

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