トランプ大統領は27日、EUのフォンデアライエン委員長とEUへの関税措置をめぐり会談を行い、8月1日に課すとしていた30%から15%にすることで合意しました。ただし、私が予想していた円高には動きませんでした。
ロシアは先週末も、ウクライナに対する軍事侵攻が継続しており、ロシア大統領府報道官は25日、記者団に対し『首脳会談は紛争の終止符を打つものであるべきだ』と述べ、現状では応じられないという考えを示しました。
先週末のコメントをご参考にしてください。
https://first-traders.com/metal/18016/
【大阪金】
大阪金は、堅調な動きを見せました。ただし、会員サイトで述べている通りになります。
先週末もお伝えしましたが、大阪市場で高値更新後の陰線は、相場上昇のブレーキ役になりうるため、慌てて買う必要はないと考えます。
よって、基本買いスタンスですが、もうしばらく様子見とします。
【大阪白金】
大阪白金は、ウクライナ・ロシア情勢で、パラジウムが反発のけん引役となり、堅調な動きを見せました。今のプラチナ相場は、材料が多すぎるため、下げ渋りを見せているように思います。
〈反発要因〉
①金価格よりも割安なプラチナ価格②米国政府によるロシアへの制裁が、白金族の供給不安懸念③米国政府は8月1日から銅に対し50%の関税発動④南ア鉱山供給減少。つまり、金が反発すると買い拾われやすく、パラジウムが反発すると底上げするという構図です。
〈反落要因〉
①主な国のETF保有残高が減少傾向②中国需要が若干低調③NYMEX指定倉庫に再び入庫したことで、銅への50%関税が和らぐ④金価格上昇一服の可能性高い。つまり、現物価格が上昇し続けることは困難と考えます。
ただし、現物価格が1400ドルを維持しているということは、やはり現物の売りがあまり出ていないのかもしれません。
何が起こっても不思議ではないため、引き続き様子見とします。一つ言えることは、大阪白金6040円を割り込むか、6293円を上回るかがポイントになると考えます。それ以外は、会員サイトで述べたレンジを意識したいと思います。
ちなみに、私の考え方は、何も変わっておりません。
【日経225】
日経225は、やはり41000円を割り込んできました。先日から述べているように、日米関税交渉で、日本の関税が25%から15%に引き下げられただけなのに、なぜあれだけポジティブに反応したか正直不思議でした。
おそらく、日本企業も関税分負担する可能性が高く、業績に影響してくる可能性があります。ただし、23日の大陽線が有効であるため、ストップロスはを7月23日8時45分ごろに付けた安値40250円に設定し、もう一段下がったところは短期買い拾いと考えます。
※会員登録について。
無料会員サイトであり、同業他社の外務員会員登録を防ぐため、必ず電話にて確認をさせていただいています。
無料会員登録に数日間かかることもあります。数日間経っても連絡がない場合は、会員登録見合わせということになります。ご了承ください。