やはり、昨日お伝えしたように、先週末の米雇用統計悪化により、9月利下げ確率が高まったことで、米国株が反発しました。ただし、利下げ期待が高まっただけであり、今後の米景気指標、及び失業率などの経済指標によっては、依然不安定な動きが続くと予想します。なぜならば、トランプ関税の影響で、インフレが鎮静化しない限り、FRBは利下げに動きにくいからです。
【大阪金】
大阪金は、上値の重い展開となりました。
ただし、FRBの利下げ期待や、トランプ関税による各国の財政拡張、ドル離れによる実物資産買いなどが金のサポート要因になると考えます。
昨日は、大阪金7月31日17時の安値16010円を下値サポートと考え、買い方針と伝えました。仮に16000円台で新規買いし短期トレード中心の方は、終値ベースで前日安値16055円以下ならば一旦決済するのが良いでしょう。中・長期トレード中心の方は、〇〇〇〇〇円まで下げても問題ない資金配分で維持するのが良いでしょう。
ただし、共通して言えることは、7月23日高値16326円前後で利食いし、再度買い場を探すのが良いと考えます。
【大阪白金】
大阪白金は、やはり5900円台では売られました。本日から明日にかけ5700円台で推移するようならば、私の見ているテクニカルは売りに転換します。おそらく、一気に下落する相場ではないと考えます。なぜならば、投機筋が買って上昇した相場ではないからです。下値を試しながら下がるイメージをしています。当然、反発場面もあることでしょう。
私は、以前から6000円台は強気していないとし、7月24日のブログでは週末終値が前週安値を下回った場合、80%の確率で天井と判断するとしました。(下記URLは7月24日ブログ)
https://first-traders.com/metal/18003/
しかし、週末終値が前週安値を下回らなかったため未だ様子見とし、8月1日のブログでは前週安値を下回って終えたため、80%の確率で天井を打ったと判断しました。天井を打ったと判断していますが、下げ続ける相場かはハッキリしません。明日次第といったところでしょう。
〈中国実需筋〉
昨日の中国実需筋は、思ったほど買っていませんでした。ただし、7月31日は大量に買っていました。中国筋には、私が知る限り2つの買いがあると考えます。行き過ぎた下落に対し大量に買う政府系・備蓄目的の買いトレードと、今回のように宝飾品需要の買いです。宝飾品業者が在庫を確保するために、必要な分だけ買っているように思います。
〈世界プラチナETF〉
7月22日にもお伝えしましたが、世界プラチナETF保有残高が減少しております。昨年末102.83トンだった世界プラチナETF保有残高が、7月末時点で97.82トンと5.01トン減少しております。ちなみに、5月19日にWPICプラチナ需給レポートで、今年のETF保有残高は3トン増加するとの予測を出しています。
こちらのチャートをご覧ください。
以前にも掲載しましたプラチナ現物240分足になります。繰り返しになりますが、トランプ米政権による銅50%の輸入関税やロシアへの制裁の影響が、ある程度限定的となったことを考慮すると、青枠の水準に上昇することは困難と考えるべきでしょう。上昇トレンドの中での強材料は下値サポート要因になりますが、その材料が払しょくされると、それまでの価格帯が上値抵抗になります。一部のお客様には、現物価格と大阪白金の上値目安をお伝えしています。昨日は、その通りの動きになりました。
【日経225】
日経225は、本日会員サイトに掲載している通りになります。下値サポート価格帯と、ロスカットする価格を明確にしておきましょう。あとは、短期トレンドの動向と予想変化日です。自分なりにチャートを描いていきましょう。
※会員登録について。
無料会員サイトであり、同業他社の外務員会員登録を防ぐため、必ず電話にて確認をさせていただいています。
無料会員登録に数日間かかることもあります。数日間経っても連絡がない場合は、会員登録見合わせということになります。ご了承ください。