昨日の米CPIコア指数の結果は、前月比0.3%(市場予想0.3%)、前年比3.1%(同3.0%)と上振れたものの、市場は予想範囲内と受け止め、9月FOMCの利下げ確率は93.4%に上昇し、ドル円の上値が重くなりました。
あくまでも7月CPIであり、この数字からインフレ懸念が後退したとは思えません。
本日15時に独CPIの発表があり、市場予想通りであったため、欧州経済減速懸念後退から欧州株高・ユーロ高となり、ドル円は147.40円まで値を沈めました。
ドル円は、おそらく144円~149円レンジで動くと予想します。ただし、フェドウォッチによる年内3回利下げ確率が50%に上昇したにもかかわらず、147円を維持していることが気になります。日銀による利上げ後退が、ドル円を下げにくくしているのかもしれません。
【大阪金】
大阪金は、上値の重い展開になりました。やや上昇力が減速しているようにも思えます。とりあえず、16000円台の買い玉は、前日安値16052円を維持しているため、そのまま保持としていますが、引き続き前日安値16029円を終値ベースで下回った場合は、一旦決済とします。
NY市場において投機筋が買い玉を処分しているように思えることや、未だNY価格と現物価格との差が50ドル開いていることから、しばらく上値の重い時間帯が予想されます。材料としては、昨日コメントした通りになりますので、割愛いたします。
https://first-traders.com/metal/18138/
↑昨日のコメントになります。
【大阪白金】
大阪白金は、底堅い動きを見せました。おそらく、15時以降に反発したのは、独CPIの結果をポジティブと受け止め、ユーロ高・ドル安でプラチナ現物価格が買われたように思います。
繰り返しになりますが、大阪白金を強気しているわけではありませんが、本日終値が前日高値を上回ったため、弱気する要素もありません。昨日も述べたように、私のイメージ通りならば現物価格1340~1350ドル以上は売られやすいと考えます。それを確認したいと思います。
詳しくは、以前のコメントで述べていますので割愛いたします。
いずれにしましても、私は明日の動きを重要視しています。
【日経225】
日経225は、43000円を維持し、堅調な動きを見せました。昨日も述べましたが、おそらく海外投資家がショートカバーし、尚且つ、新規買いしているように思います。
ただし、私は43000円は買うつもりはありません。当然、今は売りも考えていません。昨日も指摘しましたが、日経平均EPS(1株当たりの純利益)が2435円と、ほとんど上昇していません。ちなみに7月30日のEPSは2500円であったことを考えると、今回の日本企業決算で1株当たり65円下がっていることになります。それなのに日経平均株価は、高値更新しています。何に対する期待なのでしょう。
正直、分かりません。分からない時は、無理してトレードせずに、相場が落ち着きを取り戻すまで静観するのが良いと考えます。
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