全体的に上昇一服となるか!?18:06

 ベッセント米財務長官は13日、FRBの政策金利について、1.5%から1.75%低くあるべきだとし、9月FOMCでは0.5%引き下げるのが望ましいという考えを示しました。また、同氏は日銀の金融政策についても、『彼ら(日銀)は後手に回っている。利上げをしてインフレの問題をコントロールする必要がある』と言及しました。そのことから、ドル円は一段と上値の重い展開となり、146.20円台まで値を沈めました。

ドル円に関しては、昨日のコメント、予想レンジをご参考にしてください。

【大阪金】

 大阪金は、やはり上値の重い展開となりました。16000円台の買い玉は、本日大引けで決済となりました。(あくまでも、ブログでコメントしていることはシミュレーションであり、場中でおかしいなと判断したときは、終値を待たず決済することも必要です)

 私自身、『金』に関しては買いか、買わないかの2択、若しくは買い玉を利食いするかしか考えておりません。その私が、昨日は思った以上に上値の重さを感じました。

 本日は、前日安値を下回って終えたため、当面上がりにくくなると予想します。ただし、①NY金と現物価格の差が10ドルまで縮小②現物価格が3200ドル台まで反落③大阪金高値から5%の押し④NY金取組高40万枚前半まで減少、これらの条件が当てはまれば再度買いを考えたいと思います。それ以外でも、臨機応変に判断したいと思います。

〈改めて気になっていた点〉

 7月23日高値16326円から7月31日安値15850円までの下げが3%程度であったこと。そのため、7月23日高値を上回って上昇することは困難と判断し、16300円台では利食いを指示しておりました。しかし、16247円までしか反発できずに、3日間下げたことになります。7月31日安値15850円を下回ると、もう一段安も考えられます。

【大阪白金】

 大阪白金は、上値が重い一方で、底堅い動きを見せました。

〈昨日の確認作業〉

 昨日のブログでは、①プラチナ現物価格1340ドル~1350ドル以上で売られるかを確認しました。ご存じのように、昨日19時台に1360ドルまで反発した後、一旦は1333ドルまで売り叩かれました。現在17:20では1341ドルで推移しています。昨日の動きは、イメージ通りでした。仮に、1360ドルを上回った場合は、他の上昇要因が出現したと思うしかありません。

②大阪白金5820円を下回るかも確認していましたが、5827円までしか下がらずに、結局5865円で取引終了しました。

このことから、現物価格は上値の重い反面、底堅く推移し、大阪市場はお盆中ということもあり商い薄から価格が定まっていないように見受けられました。

〈上値の重い要因〉

 ①銅価格に対する輸入関税50%が、加工品のみであること②ロシアへの制裁が後退したこと③世界ETF保有残高が7月に8.28トン減少しましたが、今月に入って増加していないこと④中国実需筋の買いが小規模になってきたことなどが考えられます。

〈底堅い要因〉

 ①NYプラチナ価格と現物価格との差が8ドルまで縮小したこと②南ア・ランドが堅調な動きを見せていること③7月ー9月のプラチナ生産量も減少するとの見通しが浮上していることなどが考えられます。①は、一時70ドルまで拡大した価格差が8ドルまで縮小したことは、NY市場に現物とみられる売りが入り、現物市場が底堅く推移したことによるものです。現物価格が基準であり、底堅く推移することで、当然大阪白金も下がりにくくなっていると言えます。

 いずれにしても、綱引き状態となっております。しかし、私は4~5日後には動き出すと予想しています。しかも、私自身、以前から述べているように、強気は一切していません。売るか、売らないかしか考えていません。

【日経225】

 日経225は、本日ようやく押しが入りました。本日の会員サイトでは、43000円前後で買い拾い、42600円以下でストップロスを提案しました。しかも、本日終値で42600円を下回った場合は、売りを意識する必要があると指摘しました。ただし、終値で42600円を維持したため、もう少し状況を確認したいと思います。

必ず高値で買う場合は、枚数を少なめに買うのが良いでしょう。

 昨日も指摘したように、今の日経平均株価上昇は、何に期待しているのか分かりません。しかも、日経平均株価を押し上げているのは3銘柄程度です。つまり、その3銘柄が売り叩かれると、日経平均株価も売られやすくなるということです。そのことを意識しておくと同時に、8月SQ値41368円も意識しておくのが良いでしょう。

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