トランプ大統領は25日、米政権が仲介するロシアとウクライナの和平交渉をめぐり、プーチン大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談が実現しなければ『重大な結果になる』と述べ、会談に後ろ向きなプーチン氏に改めて圧力をかけました。
そして、日本時間26日9時過ぎ、トランプ大統領は、過去の住宅ローン取引に不正が見つかったとし、クックFRB理事あての解任通知書を公表しました。FRBへの攻撃を強めているようです。(大統領は、『正当な理由』がある場合のみ、FRB理事を解任できるとされています。)
ただし、クックFRB理事は、辞任するつもりはないとの考えを示しています。ちなみに、クック氏は中立派です。
【大阪金】
大阪金は、やはり堅調動きを見せました。昨日は、前日安値を意識した買いか、若しくは8月限新補発会まで様子見るのも良いとコメントしました。結果的に、16057円まで下げなかったため、買い拾うことができませんでした。
明日8月限新補発会します。大阪金は、順ザヤ(期近安・期先高)であるため、上ザヤ(6月限より高く)発会すると考えます。そのため、8月限が16200円台で発会する可能性があります。そのように考えると、突込みを待つのが良いと思います。
昨日も指摘したように、下振れが小さい分、上振れも小さいと予想しており、高値を追いかけるのは控えたいと思います。
【大阪白金】
大阪白金は、軟調な動きとなりました。昨日指摘したように、本来20円高の換算値が69円高で終えたことが不可解であり、それを本日修正したように思います。
唯一、気になる点は、NY価格に比べ現物価格が割高であることです。17時30分時点のNYプラチナ価格1336.5ドルに対し、現物価格は1339ドルで推移しています。価格が下がるときは、現物価格が割安で推移する方が多いと考えます。
現時点の下げは信ぴょう性に欠くため、明日以降の動きを注視したいと思います。8月限が新補発会することで、限月乗り換えが2~3週間行われ、換算どおりに動かないこともあります。
しかしながら、昨日も指摘したように、9月は下落しやすい月でもあります。しかも、9月第2週目あたりからNY市場でもロールオーバー(限月乗り換え)が行われます。
それと、依然として中国実需筋の買いやETFの買いは低調です。いずれ、需要を呼ぶ価格が出現すると予想します。
【日経225】
日経225は、やはり軟調な動きを見せました。本日の会員サイトでは、43000円台の売り玉は、前日高値を終値ベースで上回った場合のみロスカットとしたうえで、そのまま維持と伝えました。ただし、利食いは自由です。利食いして失敗は有りません。
本日は、トランプ大統領によるクックFRB理事の解任問題で、日経平均の上値が重くなったように思います。相場は、上昇すると下落しないのではと思いがちですが、かならず大口投資家の反対売買によって、天井・底を打ちます。今回が天井を打ったという判断ではありませんが、やはり海外投資家の1兆7500億円規模の買い越しは無視できません。ただし、8月15日時点のポジションでもあり、既に1500円ほど下げていることから、徐々に買い越し金額は減少していると考えます。
以前に掲載したように、日経225先物の25日移動平均線41900円を終値ベースで下回るかに注目したいと思います。その価格近辺では、売り玉の利食いを一旦意識するのも良いでしょう。
https://first-traders.com/metal/18213/
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