9月相場は、少し落ち着く可能性が高い。17:52

 常に同じ話の繰り返しになります。

【ドル円】

 22日のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が、前回の雇用統計の結果を受け、雇用の下振れリスクを指摘した上で、リスクが高まる場合は『政策スタンスの調整が正当化される可能性がある』と述べ、9月利下げに含みを持たせたため、ドル円は146.57円まで下押ししました。しかも、その日以来、9月FOMCで0.25%利下げ確率は、80%以上となっております。

ただし、市場は年内3回中、1回~2回利下げを視野に入れており、おそらく現段階では9月利下げを意識したドル円の動きと考えます。私は、以前にもお伝えしましたが、ドル円144円~149円レンジを予想しております。しかも、当面ドル高・円安は続かないと予想しております。

【大阪金】

 大阪金は、堅調な動きを見せました。16200円台は様子見とし、突込みを買い拾う方針としました。しかし、本日の会員サイトでは、過熱感が出てきているため、落ち着きを取り戻すまで様子見としました。

 繰り返しになりますが、大阪金は買いしか考えておりません。ただし、短期でも過熱した相場は、必ず時間軸、若しくは価格調整をすると考えます。そこまで様子を見たいと思います。

 以前プラチナ現物価格2010年以降の9月の下落確率を10勝5敗と伝えしました。同じように、金現物価格2010年以降の9月下落確率は、11勝4敗となっております。あくまでも可能性ではありますが、9月は一旦落ち着く相場が予想できます。つまり、慌てて買う必要はないように思えます。

【大阪白金】

 大阪白金は、堅調な動きを見せました。しかし、現物価格が底堅く推移しております。やはり、リースレートが高止まりしていることと、株式市場が堅調に推移していることから、売り物が出にくいのかもしれません。

 ただし、先日から指摘していましたNY価格と現物価格との関係性ですが、17時20分時点ではNY価格1357ドルに対し、現物価格1355ドルと、現物価格をNY価格が上回りました。相場が下がるときは、NY価格>現物価格のような動きを見せることが多々あります。

 繰り返しになりますが、私は引き続き売るタイミングを探しております。今は、相場が中立であるため様子見としていますが、未だ中国実需の買いが低迷しており、ETF保有残高も増加していません。中国実需は、ロコロンドン市場、チューリッヒ市場から現物を手当てするため、中国が買わなくなると、リースレートも低下すると予想します。それが、いずれ価格へと反映することでしょう。

 私の予想では、あと5日間内に動きだすように思います。

【日経225】

 日経225は、意外に堅調な動きを見せました。43000円台の売り玉は、42930円で決済となりました。

 以前指摘しておりました海外投資家の現物と先物の買い越し金額は、15日時点1兆7500億円から22日時点で332億円まで縮小しました。18日から22日の日経平均株価は、43876円から42331円まで下落した一週間です。そこで、かなり海外投資家が手仕舞い売りしたということになります。

 もしかすると、今週海外投資家が、再び買っているのかもしれません。本日終値は、前日高値を上回ったため、少し様子見たいと思います。

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