米雇用統計、FOMCを前に、ドル円は149円まで反発してきました。
今回のドル円上昇は、ドル高というより、円安の動きが強いように思います。昨日、氷見野日銀副総裁が早期利上げに向けた発言が無かったこと、自民党の森山幹事長が辞意を表明したことで、ドル円は148円台まで上昇しました。
国内で新発30年国債利回りが過去最高を更新したことや、欧米では財政悪化懸念を背景に長期金利上昇したことで、株式市場の上値が重くなったようです。
【大阪金】
大阪金は、世界的に国債価格下落により、大幅上昇しております。押し目無く、大幅上昇しております。昨日のブログでは、8月20日安値から5.8%上昇しているとコメントしましたが、本日では8.0%上昇したことになります。
内外ともに金市場は、大商いになっております。2日のNY金市場出来高(9月1日も含む)は、推定382851枚と大商いになりました。ちなみに、8月29日の出来高は、推定146431枚であったことから9月2日はかなり盛り上がった1日となりました。しかも、8月29日は、取組高が15014枚増加したことから、投機筋が買い煽ってきていることが理解できます。
金は、押し目待ちです。おそらく、今は下がらないのでしょう。だからと言って、高値を買うつもりはありません。私は、常に上昇した反動で、修正安もあると考えております。仮に8%上昇し、5%押しを入れるとするのならば16300円前後もあり得るということになります。ちなみに、7月23日高値は16326円です。
【大阪白金】
大阪白金は、やはり堅調な動きをしています。ここからの考え方は、金価格とプラチナ現物価格1400ドルの攻防戦です。内外の金価格が高値更新しているため、プラチナにも買いが入りやすくなっていると思われます。ただし、以前から伝えしているようにETFや中国の買いが1300ドル台から入りにくくなっていることもあり、1400ドルを維持することができるか疑問。
その一方で、テクニカル面で見るのならば、大阪白金6000円を力強く上抜いたこともあり、6000円が一つの分岐点と考えます。つまり、6000円を維持している以上、弱気することはできないということです。
テクニカル面では、今は弱気しにくいということになります。
ただし、昨日も指摘したように。世界白金ETF保有残高は、今年に入り5.35トン減少しております。5月19日に公表したWPICプラチナレポートでは、今年ETF需要は3トン増加するとの予測を出しております。つまり、5月19日レポートの予測より、ETF需要が8トン減少していることになります。しかも、価格が1400ドルで推移している現状で、9月10日の同社レポートをどのように修正するか確認したいと思います。(修正せずに強気で攻める可能性もあります。)
私自身、目先は買い拾われると考えますが、いずれプラチナ現物価格は〇〇〇〇ドルまで修正すると予想しています。
【日経225】
日経225は、昨日コメントしたように、本日終値ベースで25日移動平均線を割り込みました。一度試し売りをしたいと思います。しかし、明日の終値が42300円以上であれば、売り玉を一旦損決済するのも選択肢の一つです。
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