今月のFOMCは重要。18:26

日米の関税協議をめぐりトランプ大統領は4日、日本車の自動車関税を引き下げる大統領令に署名しました。

 本日21時30分には、米雇用統計の発表があります。今回は、非農業部門雇用者数と失業率がポイントになりそうです。市場予想では、非農業部門雇用者数7.5万人増加(前回7.3万人増加)、失業率は4.3%(同4.2%)です。フェドウォッチによる9月0.25%利下げ確率は、99.4%まで上昇しております。ほぼ100%です。つまり、利下げ期待が後退すると、一気にドル高・株安の動きが予想されます。利下げ期待後退は、おそらく雇用者数が20万人以上増加することと考えます。

ただし、いずれにしても今月はFOMCが重要と考えます。9月利下げ期待があるうえ、9月会合はドットチャートが公表されます。

【大阪金】

 大阪金は、やはり堅調な動きをしました。昨日も指摘したように、大阪金の下がる要因はありません。おそらく、今は市場『環境』と投資家『マインド』が合致しているように思います。

 ただし、相場は熱くなると冷やされます。しかしながら、9月3日NY金価格43ドル上昇したことで、更に取組高が増加し51万枚を超えている可能性があると、昨日指摘しましたが、結果的に前日比1868枚増加の494776枚と、思ったほど過熱していませんでした。

今は、まだ押す(修正安)場面ではないのかもしれません。もう少し時間が必要と考え、FOMC前後がポイントになると予想します。

【大阪白金】

 大阪白金は100円以上下げましたが、プラチナ現物は9月1日のロウソク足を否定できませんでした。

 私は、あくまでもプラチナの『需給』を意識したいと思います。今は、市場『環境』と、投資家『マインド』が良好であり、下げ渋りを見せているプラチナの現物ですが、このまま『環境』『マインド』だけで、1400ドル、1500ドルを目指す相場になるとは思えません。

 先日から指摘していますが、今年はプラチナETF保有残高が減少していることから、WPICプラチナレポートの中のETF需要だけでも8トン予測より減少していることになります。つまり、宝飾品需要が8トン増加する予測、若しくは供給面が減少するとの予想にならない限り、5月19日のプラチナレポートより、やや緩和的な内容になると考えます。おそらく、価格上昇時で工業品需要が増加するとは思えません。

 よって、大阪白金6000円が相場の分岐点と考え、再び6000円を割り込むようであれば売りを意識していきたいと思います。それ以外は、9月10日のWPICプラチナレポートと、相場の動向を見ていきたいと思います。

【日経225】

 日経225は、日本車の自動車関税引き下げが好感され、堅調な動きを見せました。先日もコメントしましたが、25日移動平均線を下回って終えたにもかかわらず、再び43000円まで切り返すことを考えると、まだ下がりにくい相場なのかもしれません。

しかも、来週末は、メジャーSQを控えているため、限月乗り換え等で来週火曜日から木曜日は相場が荒れるかもしれません。そういったことから、もうしばらく様子見たいと思います。

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