FOMCの結果を見届ける。18:06

いよいよFOMCの結果が発表されます。(日本時間18日午前3時)

今回のポイントを私なりにまとめてみたいと思います。

 トランプ大統領の発言もありますが、おそらくFRBは0.25%利下げを決定すると考えます。0.25%利下げならば、あと年内何回利下げをするかがポイントでしょう。そして、来年は何回利下げ見通しなのかも市場が注目していることでしょう。

〈6月FOMC〉

 政策金利は据え置きとしましたが、その時のドットチャートでは、2025年末時点の中央値3.875%(3.75ー4.00%)と年2回利下げ、2026年末時点の中央値は3.625%(3.50ー3.75%)と年1回利下げ、つまり来年末時点で3回利下げを予定していたことになります。ちなみに、6月FOMC以降、ドル円安値は142.68円です。

〈現在〉

 市場は、年3回利下げを予想しております。フェドウォッチによりますと、9月0.25%利下げ確率96%、更に10月0.25%利下げ確率74.8%、更に0.25%利下げ確率69.7%となっております。

しかも、2026年末時点中央値を2.875%(2.75ー3.00%)が優勢となっております。つまり、今年3回利下げ、来年も3回利下げを予想しているようです。市場の予想とFOMCメンバーの見通しのズレが、価格を動かすことでしょう。

 仮に、市場予想に寄り添うような動きとなれば、ドル円は更に下落することでしょう。しかし、6月FOMCと同じ見通しならば、ドル円は145円~146円をサポートする可能性があり、株価は一旦売られやすくなると考えます。

【大阪金】

 大阪金は、FOMCを前に利食い売りが出ていたようにも思います。以前からお伝えしていますが、買うのであれば短期としたように、本日は買いポジション減少を意識する日になります。しかも、本日終値は、前日安値を下回りました。

 FOMCを控えているため、その結果を見届けるしかありませんが、仮に市場が予想しているようなハト派的な内容でないならば、更に金価格が売られる可能性はあります。

 ただし、円高の動きにチェンジしない限り、大阪金価格は高値から5%、10%程度しか下げないと予想します。つまり、直近高値が17646円であるため、880円~1760円安が下値の目安と考えます。

ここは、無理して仕掛けるところではありません。まずは、FOMC後の反応(米国市場18日を含む)を確認しましょう。

【大阪白金】

 やはり、プラチナ現物価格1400ドルは、なかなか維持できないようです。しかも、本日は金価格上昇一服により、プラチナも上昇しにくかったように思います。

 大阪白金6000円を維持しているため、テクニカルが弱気に傾いているといった話はできませんが、本日終値は前日安値6215円を下回りました。ただし、FOMCの内容を確認したいと思います。

 私は、今も考え方は変えておりません。基本は、売り場探しです。一切買いは考えておりません。しかし、売れる状況は、5月から現在に至るまで1回しかありませんでした。その1回の売りもロスカットとなりました。つまり、買い方有利の相場ということになります。

しかしながら、プラチナ現物価格1400ドル以上では、リサイクル等の現物売りが出ていると考えております。しかも、今後南アの生産量も増加すると考えます。価格は、供給を呼び込みます。価格が低迷すると生産調整をしてきますが、価格が高騰すると生産意欲が増加し、生産量が徐々に増えます。すぐに反応するかは、その商品によって異なりますが、地球上でモノが存在している限り、遅かれ早かれ下値を試すと考えます。

よって、まだ様子見としますが、依然として売り狙いで臨みたいと思います。

【日経225】

 日経225は、堅調な動きを見せました。今は、買い方有利な展開であるため、下がったところでは買いの手が出やすいようです。

 相場が上昇すると①値ごろでの売りが出やすい②なかなか下がらないと買いの手が出やすくなる③相場が堅調に推移すると、買いの選択肢しかなくなるといった投資家マインドになります。それが有効である限り、下げ渋ります。

ただし、日米の株価は、FRBの利下げ期待、日銀の利上げ見送りに、かなり楽観的な動きを見せていると考えます。いずれにせよ、本日のFOMC後の反応を確認したいと思います。

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