本日未明に発表したFOMCの結果は、ご存じのように、FFレートを0.25%引き下げ、4.00ー4.25%に決定しました。
注目していたドットチャートは、2025年末時点の中央値3.625%(3.50ー3.75%)とし、26年末時点中央値を3.375%(3.25-3.50%)と見通しを公表しました。つまり、年内あと2回利下げ、来年1回利下げを予測しております。今回のドットチャートでは、来年まで4回利下げ(今回を含む)を予測しておりました。6月のドットチャートでは、来年末まで3回利下げを予測していたため、1回の利下げ分ハト派的だったと考えます。ドル円は、昨日伝えたように、市場が予想していたよりもハト派的でなかったことから145円~146円がサポートされました。
ちなみに、欧州市場はFOMCの結果を全く織り込んでおらず、米国市場も完全には織り込んでいません。
恐らく、現在の欧州株反発は、FOMCでの利下げを好感しているように思います。
〈明日は日銀金融政策決定会合〉
明日は、日銀会合の結果が正午ごろに出ます。大方の予想は、政策金利据え置きであり、植田日銀総裁の記者会見を注目していると考えます。そのように市場が考えていることもあり、日経平均は9月限メジャーSQ値45016.28円を突破しました。
【大阪金】
大阪金は、FOMCの結果が0.25%利下げであったため、一旦利食い売りが出たように思います。ただし、本日NY市場で、年内残り2回のFOMCで、2回とも政策金利を引き下げるとの見通しをどのように評価するか確認すべきでしょう。
正直、新規で売る相場ではありません。昨日大阪金終値は、前日安値を下回りました。本日終値は、前日安値を上回れずに終えました。ここで注視するのは、明日の終値が、17370円を下回るか、それとも17530円を上回るかのみチェックするのが良いでしょう。
私のブログを毎日ご覧いただいている方は、何がポイントなのかお分かりになると思います。
【大阪白金】
大阪白金は、日本時間は軟調動きを見せましたが、欧州時間で株式市場が反発したことを受け、夜間取引で大幅高になっております。
繰り返しの話になりますが、やがり大阪白金は6000円が分岐点になると考えます。本日のプラチナ現物価格を見ても1350ドルが下値サポートラインであり、1400ドル以上は維持しにくい価格帯であると感じました。
この1350ドルが、大阪白金6000円に匹敵する価格帯と考えます。つまり、この価格帯を下回らない限り、下落するといった話はできません。しかしながら、私は常に口にしているのは、上がれない相場と考えております。なぜならば、世界経済が好調でないからです。実需筋が1400ドル台で積極的に買うか、未だ疑問です。
そのように考えると、買いは考えず、ひたすら売るタイミングだけを見ていきたいと思います。
【日経225】
日経225は、未知なる領域に突入してきました。正直、9月メジャーSQ値を簡単に上回るとは思いませんでした。冒頭でも述べたように、FRBでの0.25%利下げと、明日日銀金融政策決定会合での据え置き予想が、株式市場を堅調にさせているように思います。
ちなみに、今年8月4日安値から8月19日高値まで9.3%上昇しました。9月3日安値から45500円までで9.2%上昇したことになります。このような発言をすると、売りたくなると思いますが、私が伝えたいのは、45000円台で無理して買わなくても良いのではということだけです。休むのも相場です。分からないのも相場です。無理して、分かろうとしなくて良いと考えます。
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