細かい経済指標を受けても、相場は変化しません。今の金融商品は、カネ余りにより、下がったところは買い拾われやすいと理解しておく必要があります。そのリズムが崩れない限り、売りは考えにくいと思われます。
【大阪金】
大阪金は、堅調な動きをしました。昨日も指摘したように、下がったところは、未だ買い拾われやすいと考えます。正直、やや上昇ピッチが速いように思います。そのため、常に終値ベースで前日安値を下回って終えるかを確認する必要があります。
私自身、大阪金が崩れる相場とは思えないものの、8月20日安値から既に15%上昇していることを考慮すると、高値を追いかける相場でもないように思います。
よって、引き続き、短期買い方針としながら、先ほど述べたように前日安値を意識してトレードするのが良いでしょう。
【大阪白金】
大阪白金は、堅調な動きを見せました。しかも、やはり欧州時間でプラチナ現物価格が1500ドルを上回ってきました。
〈本日の大阪市場〉
本日の大阪市場を見る限り、ほとんど海外市場とリンクしていなかったように思います。海外市場は、ほとんど上昇していないにもかかわらず、大阪市場は高値更新していました。やはり、高値更新したことで、上値抵抗ラインが無くなったことから、反発しやすくなったのかもしれません。
〈NYプラチナとプラチナ現物との関係性〉
本日、日本時間では、NYプラチナ価格がプラチナ現物価格よりも5ドル割高まで縮小しました。ただし、縮小したということは、プラチナ現物が底堅く推移したことを意味します。基本は、現物価格です。相場が弱含むときはNYプラチナ価格が10ドル以上、現物価格よりも割高で推移します。どういう意味かと言いますと、NYプラチナ市場には投機的な資金が入る一方で、現物市場には現物を紐付した売買しか入りません。つまり、ここの価格差が投機的な相場の歪みということになります。
本日、この価格差が縮小したということは、底堅く推移している証と考えます。それが、今(17:50)のプラチナ現物価格1506ドル、NYプラチナ価格1516ドルの動きになっています。
〈相場のリズム〉
昨日もお伝えしましたが、相場のリズムは上方向です。天井探しはできません。しかも、上昇している以上、売りの話は一切できません。ここで、プラチナ現物1500ドルを維持するか否か確認する必要があることでしょう。まだ、下がる相場ではないと考えます。
【日経225】
日経225も堅調な動きを見せました。正直、下がる要素が見当たりません。ただし、数時間後に、短期トレンドは横向きに変化することでしょう。
会員サイトでは、45000円前後での買い玉に関して、利食いは自由としたうえで、前日安値を下回って終えた場合は損決済と、比較的短期トレードの話をしています。
ここで、短期トレンドが横向きになった場合は、一旦相場は落ち着きを取り戻しように思います。ただし、だからと言って下がるような状況では、まだ無さそうです。