10月1日から米国政府機関一部が閉鎖となりました。市場は、今週中にもつなぎ予算案が可決されるとの楽観ムードとなっており、昨日の欧米株式市場は無難に通過しました。そもそも、今回の政府機関閉鎖は、上院で民主党議員が医療予算の増額を求め反対し、予算案を否決させました。民主党は、医療保険に関する要求が満たされない限り、機関の再開には応じない姿勢を見せております。
やはり、政府機関閉鎖の期間がポイントになりそうです。今週で政府機関が再開できれば、おそらくFRBによる年2回利下げ期待が後退することなく、株式、為替市場は次のステップへと移行することでしょう。しかし、今月いっぱい閉鎖することで、FOMC(10月28日・29日)が延期され、市場へ不透明性が漂い、金融市場が混乱する可能性も十分にあります。
現時点では、年内2回利下げ確率86.9%です。この確率が下がることで、株式市場をはじめとする金融商品は売られやすくなります。
【大阪金】
大阪金は、本日も堅調な動きを見せました。私は、常にお伝えしているのは、①前日安値を下回って終えた場合、買い玉決済。②前日高値を上回って終えた場合は、依然として上値余地ありの2点だけです。難しく考えることはありません。なぜならば、相場のリズムは上方向であるからです。
ただし、昨日もお伝えしたように、大阪金が高値更新後、4日目に更なる高値を付けるかがポイントと考えます。仮に明日、来週月曜日で高値更新できないようならば、一旦押しを入れる可能性があります。しかしながら、早い段階で下落しても買い拾われやすいため、相場が崩れるとは思えません。
あくまでも短期買い方針、5%~10%押しがあれば迷わず買うといった相場の組み立てで臨みたいと思います。
【大阪白金】
大阪白金は、7000円割れで買い拾われたように思います。ただし、この相場は、金次第でもあり、株次第でもあります。9月24日からプラチナ相場が一気に上昇したため、簡単に下落するとは思えませんが、どうしても高値で買う気にはなれません。私の予想では、6500円~7500円で推移するように思います。あとは、時間です。早い段階で6500円~〇〇〇〇円まで下がるようならば買いと考えますが、7000円台で揉み合ったのち6500円まで下がるようならば、買いではないようにも思えます。
つまり、時間軸と値幅を考慮した大幅逆張りのように思います。
その理由は、①9月26日に窓(ギャップ)を空け、大幅陽線となりました。②9月29日も前日の上昇を受け、大幅上昇となり7491円の高値を付けました。③そして、10月1日に大幅下落し、9月29日の安値を下回って終えました。私が言いたいのは、10月1日の下落で、9月29日のロウソク足が否定したことになります。
そのように解釈すると、10月1日の大陰線を上回ることは困難と予測します。

先ほど、私が述べていたことは、上記のチャートで示しています。大陽線と大陰線の存在を理解することができれば、なんとなくイメージすることができます。相場は、可能性で動くしかありません。よって、時間を意識した上で①以下は買い拾われやすいと考え、買い方針。7000円台は様子見とします。
【日経225】
日経225は、堅調な動きを見せました。本日の会員サイトでは、44900円台は売りを提案し、終値で44940円前日高値を上抜けた場合は決済と述べ、結果ロスカットとなりました。
正直、本日陽線を演じたことで、再び分かりにくくなりました。いずれにしても、もうしばらくは逆張りのようにも思いますが、少し様子見ていきたいと思います。