米国政府機関閉鎖から3日目となりました。本日の米雇用統計発表は見送られ、23時ISM非製造業景況指数の発表があります。同指標予想は、51.7ポイントであり、50ポイントを維持するのであれば、特別問題は無いでしょう。市場が、どちらを正解にするか、正直反応を見るしかありません。年内2回利下げを評価しているのであれば、経済指標良好は売り要因、悪化は買い要因になります。
今回の政府期間閉鎖は、2つのことが考えられます。①年内2回利下げを否定するデータ不足であるため、2回利下げ期待継続。(楽観的な見方)②FOMCが先延ばしする可能性が高く、しかもデータ不足でもあり、仮にFOMCが実施したとしても、利下げ見送られる。(やや悲観的な見方)
どちらの可能性もあると考えます。ただし、今下げたとしても買い拾われやすい環境と考えます。
※相場の上昇リズムは、2日連続で下げないことです。相場が連続的に下げないから、上昇しやすいと考えます。
米国のブラックストーンCEOは、『市場の天井サイン』について、①買い手が自信過剰②カネ余りで買い手が高水準で負債を抱える③何人もの知り合いが金持ちになるケースが多いと述べていました。曖昧な部分もありますが、相場が崩れる時は、万人が強気している時です。株式市場で言うのならば、日経平均株価よりもTOPIXが上昇した時のように思います。
【大阪金】
大阪金は、3日間往ったり来たりの相場展開となっております。本日夜間取引から4日目です。先日も述べたように、4日目に9月30日高値18674円を上抜けるか注目したいと思います。
正直、先日からも述べていますが、下がっても買い拾われやすい相場であり、崩れるようなイメージはできません。ただし、8月20日安値から大阪金価格は17.8%上昇、金現物価格は17.6%上昇しています。当然、現物・先物市場でも短期間で上昇すると利益確定売りも出やすくなります。
私は以前、2022年から週足で一度も売り転換していないの大阪金に対し、常に買いのみでのコメントとしてきました。今も買い継続です。そのため、売りは一切考えておりません。ただし、ここまで上昇しますと、1%の変動で大阪金は180円~200円動きます。つまり、1%変動することで、証拠金に対し30%増減するということです。よって、今は短期トレード中心で考えながら、5%~10%押しでは無条件で買いを考えたいと思います。最悪、高値から15%押しも視野に入れておくのが良いと考えます。
【大阪白金】
大阪白金も堅調に推移しました。やはり、日経225先物が高値更新し、尚且つ大阪金が安値から切り返してきますと、大阪白金だけ売られるわけはありません。
昨日も指摘しましたが、ここまで上昇した相場が簡単に崩れるとは思っていません。ただし、10月1日に大陰線を演じたため、上値も重くなると考えます。そのため、7000円台は見送りとしながら、早い段階で6000円台に突っ込むようならば、短期で買ってみるのが良いでしょう。
相場の動きがおかしくなるとしたら、9月25日と26日の窓を埋めてきた場合です。それまでは、ある程度の大幅レンジを想定した逆張りが良いと考えます。
中国市場は、8日まで休場になります。そのため、上海市場のデータはありません。休場明け後、仮に上海白金出来高が、大幅増加した場合は無条件で買ってみるのも良いでしょう。ただし、1日遅れになるため、10日にしか分かりませんので、お客様に関しましてはご了承ください。
それ以外は、様子見とします。
【日経225】
日経225は、すごい相場になりました。昨日は、多少の損決済で済みましたが、売りポジションを保持して置いたら大変なことになりました。
本日の会員サイトでは、44500円~45500円レンジを予想しながら、44000円台では買い拾われやすいと指摘しました。44000円台はありませんでしたが、勢いよく買い進まれたように思います。このような相場を売り向かうのは危険です。
本日、高値更新したことで、1日~2日後には短期トレンドが上向きに変化することでしょう。そうなると、45000円前半で買い拾われる可能性があります。そこまですぐに下がるかは別として、相場の流れが上方向であることを理解しておきましょう。