しかし、マーケットは動きすぎです。それだけ、予想外の動きが続いているのでしょう。(市場の予想していないことが起きると、ボラティリティが高くなります。予想の範囲内ならば、ボラティリティは低くなります。)
先週末のISM非製造業景況指数が、市場予想を下回り50ポイントまで低下したことで、年内2回利下げ期待が高まり、金融商品全般堅調な動きを見せました。
それに加え、4日の自民党総裁選で、高市早苗氏が新総裁になったことからマーケットはポジティブサプライズと捉え、日経平均株価指数は大幅高となりました。もともと、高市氏に対して市場は、積極財政と金融緩和維持期待があります。そのため、本日は『高市トレード』により、円安、防衛・量子コンピューター・核融合などの銘柄に買いが入ったようです。
【大阪金】
大阪金は、大幅高を演じました。想定内だったことは、4日前の高値を本日上抜けたことです。ある程度、イメージしていました。想定外だったことは前日比752円高(4%上昇)を演じたことです。さすがに、1日で700円以上上昇するとは思いませんでした。
本日、会員サイトで、複数ポジションを保持している方のみ、利益確定を意識するのも良いと提案しました。
繰り返しの話になりますが、十分に下がる可能性はありますが、崩れる可能性は無いと考えます。相場は、どこかのタイミングでは下がります。ただし、前日安値を当日終値で下回らない限り、上昇にブレーキはかからないと考えるように、本日で言うのならば、前日安値18454円を1日で下回れるかと考えた場合、その可能性は限りなく低いと考えるべきでしょう。
そう考えると、どの段階で買いを意識すべきか整理することができます。個々でトレードの仕方が異なるため、一概には言えませんが、①19000円前半で一回買ってみるか、②9月30日高値18674円を下回れないと判断し、18700円~18800円で買いを考えるかだと思います。それか、何もしないかです。
私は、本日過熱している相場であるため、押しを入れない限りは、短期でも買いは見送りとします。
【大阪白金】
大阪白金も大幅上昇しました。想定内だったことは、堅調な動きを演じたことです。想定外だったことは、10月1日の大陰線を本日上回ったことです。今は、ボラティリティが高いため、以前の常識が今の非常識になるケースもあります。そのため、今は平気で4~6%変動することを意識しておくべきでしょう。しかし、動きすぎですね。このように動かれると、腰を入れて買ったり、売ったりすることができません。常に、日計りトレードを意識するしかありません。
愚痴はここまでにして、今後の動きですが、本日の会員サイトで短期買われすぎであることを主張し、引き続き様子見としました。私は、大阪金は強気していますが、どうしても大阪白金はそれほど強気出来ません。やはり、資産価値とモノの価値とは異なると考えております。必ず、いずれ価格が重要に思える時が来ることでしょう。
とは言え、プラチナ相場は下げ渋り、上昇しているのも事実です。そのため、今のところ90%以上売りは考えておりません。やはり、まだ突込みは買い拾われると考えます。会員サイトでの短期トレンドは、本日下向きではありますが、おそらく1日~2日後に上向きに変化することでしょう。その動きと同時に、価格が下がるようならば、買いを考えてみるのも一つです。
ただし、6500円~6700円は常に意識しておきましょう。
【日経225】
日経225は、大幅高を演じました。想定内だったことは、高市トレードが発動したことです。私自身、新総裁に高市早苗氏がなって欲しいと思っていた一人です。想定外だったこと、日経225が48000円を上回ったことです。
正直、ここまで高市氏の自民党総裁を相場が織り込んでいなかったのかと、本日気づきました。
日経225が48000円台に上昇していますが、本日の会員サイトでは、全てにおいて過熱している相場であるため、様子見と伝えております。まだ下がる相場ではないと考えていますが、ご祝儀相場が続くとも思えません。
よって、今週の相場動向を確認した上で、前日安値を意識し、突込みは1回買ってみたいと思います。