貴金属市場の上昇が止まりません。昨日は、①FRBによる利下げ観測からインフレ再燃②米政府機関閉鎖長期化によりNY貴金属価格が上昇していると述べました。
しかし、今週に入ってからは、高市早苗氏が自民党新総裁になったことで、①積極財政②金融緩和を目指すとの見方から、①円安に反応②国内インフレ懸念で金やプラチナを押し上げていると考えます。
ただし、明日午前3時にFOMC議事録の公表があります。9月16日・17日のFOMCでは、FFレートを0.25%引き下げました。しかも、ドットチャートでは、年内2回利下げを予測しており、そのことがきっかけでインフレ圧力が警戒されるようになり、金価格をはじめとする貴金属価格がNY市場で上昇しました。
今回のFOMC議事録でタカ派的な要素が含まれているようならば、NY市場で利益確定売りが出るかもしれません。
市場は、①FRBが年内2回利下げをするとの見方②高市自民党新総裁が、積極財政拡張と金融緩和路線を目指すとの思惑で、日米パニック買いになっていると思われます。ただし、日米にとって、ドル高・円安は望ましくありません。しかも、輸入物価上昇の日本にとって、金融緩和を目指す必要がないと考えます。どこまで、そういった思惑が通用するか重視していきたいと思います。
【大阪金】
つい数か月前に、お客様から『高橋さん、大阪金はいくらまで上昇すると思う?』と聞かれたので、『20000円はあると思います』と答えましたが、本日夜間取引で20001円(17:30時点)まで上昇しています。正直、上昇のピッチが速すぎて、ほとんど手が出ません。まさか、今週に入り1091円(5.8%)上昇するとは思いませんでした。ちなみに、先週土曜日の6時時点からは1397円上昇しております。
今週上昇したほとんどが、高市新総裁誕生と考えます。そうでなければ、つじつまが合いません。国内インフレ懸念から大阪金に買いが集中しているように思います。高市氏が、このことに言及しない限り、買われやすいと考えるべきでしょう。(昨日、誰が買っているか分からないと述べましたが、おそらく日本市場で投機筋が買っているのでしょう。)
昨日、前日安値19118円から前々日安値18454円を意識しながら買い方針と伝えましたが、19258円までしか下がらずに20000円まで上昇しました。おそらく、10月3日から6日の相場の窓をすぐに埋めることは無いのでしょう。そのように考えると、ボラティリティは高まると思いますが、19000円を当面の下値目安とし、突っ込み買い拾いが良いと考えます。
【大阪白金】
大阪白金は、決済なのか新規なのか分かりませんが、大量の買いが入っていました。大量の買いが入るから、他のストップロスを巻き込み上昇するといった流れだったようです。
しかし、今の相場は直感で判断するしかありません。おそらく、大阪金同様、高市氏が自民党新総裁に選ばれたことで、インフレ懸念から白金市場にも買いが入っているように思います。その理由としては、現物価格が高値を更新していないにも関わらず、大阪市場は高値を大幅に更新していました。つまり、国内要因ということになります。
正直、高市氏が、積極財政や金融緩和について言及しない限り、買いの手が出やすいように思います。しかし、予想以上にボラティリティが高すぎます。
今週に入り、大阪白金は395円(5.3%)上昇しました。ちなみに、先週土曜日の6時時点からは582円上昇しております。
ここまで上昇しますと、すぐに10月3日から6日の窓を埋めることは無いと考えます。そのため、突込みは買いを意識しながら、しばらくは買いの出し入れで考えるしかありません。
【日経225】
日経225は、もうしばらく46000円~50000円レンジをイメージして考えるしかありません。正直、日経225は高すぎると思っていますが、ほとんどの投資家が、この相場を変えていません。むしろ、下がるだろうと期待しています。つまり、下がると買いたい投資家が出てくるということであり、下がりにくい相場が考えられます。
今は、買いの出し入れで考えるしかありません。