国内要因の動きが強すぎる。18:20

 『高市トレード』は、継続中。高市氏が、自民党新総裁に選出されたことで、『積極財政』『金融緩和』が意識され、株高・円安・財政拡張による貴金属上昇の流れが、今週から始まってしまいました。

ただし、現時点では少数野党であり、政策が簡単に通るとは思えません。ましてや、輸入物価上昇を懸念しているため、金融緩和政策を主張するとも思えません。ただし、高市新総裁が、何らかの発言をしない限り、市場は思惑で動きやすいのも事実です。同氏の動向を注視せざるを得ません。

 日本でもインフレ圧力が警戒され始め、当然米国もインフレ再来との思惑が浮上し始めています。

〈FOMC議事録〉

 本日未明、FOMC議事録が公表されました。9月16日ー17日FOMCで、数人のメンバーが9月利下げを支持しなかったことが判明し、その一方で、大半のメンバーは金融政策を更に緩和することが適切との認識を示していたようです。つまり、思ったほど、ハト派ではなかったことが分かりました。

しかしながら、FOMC議事録公表後の年内2回利下げ確率は、80.1%と前日の82%よりも低下したものの、80%を維持しています。

〈本日の予定〉

 本日は、21時30分にパウエルFRB議長の発言、21時45分からボウマンFRB副議長の討論会があります。ちなみに、ボウマン氏は、トランプ大統領によって任命された副議長であり、年内2回利下げを支持している人物です。

いずれにしても、米国政府機関が一部閉鎖している中、米国経済指標が限定的となる中、9月米国消費者インフレ期待は3.4%に上昇しました。(前月は3.2%)

【大阪金】

 大阪金は、やはりFOMC議事録公表後に利益確定売りが入ったように思います。ただし、まだ下がる相場ではないでしょう。なぜならば、冒頭でも述べているようにインフレが再来する可能性があるからです。しかも、今週は、日本市場で金が買われているように思います。高市氏が自民党新総裁になったことで、『サナエノミクス』という名称が飛び交っております。

少し金価格を振り返ってみたいと思います。

 私は、常に現物価格を見ていますので、今回も金現物価格中心に掲載します。9月17日FOMCで0.25%利下げを決定しました。しかも、年内2回利下げの可能性も公表されました。このことにより、金現物は9月18日安値3627.89ドル、翌19日安値3632.28ドルを付け、その価格から上昇しています。つまり、何らかのサプライズがない限り、この価格は下回りにくいということになります。

さらに、米政府機関一部閉鎖懸念から3830ドル台まで上昇し、高市氏が自民党新総裁となった翌週6日午前7時の金価格は3890ドルであり、そこから本日午前1時に4059ドルまで上昇し、FOMC議事録公表後、午前8時台に4001.75ドル、11時台に4002.97ドルの安値を付け、現時点17時30分は4038ドルまで上昇しております。

つまり、現時点では4000ドルが下値の目安になるということが理解できました。おそらく、4000ドルを割り込むと、高市トレードの効力も弱回り、トランプトレードのように、いずれは沈静化することでしょう。

 大阪金は、正直思った価格水準まで下げてくれません。短期トレンドの中で売られすぎにならず、すぐ買い拾われてしまいます。当面短期トレンドは変化しないと予想しており、引き続き突込みは買い拾うのが良いでしょう。ただし、一気に上昇した相場なだけに、必ず前日安値は意識しておきましょう。いずれにしても、ボラティリティを考慮した上で、19000円を当面の下値目安とし、買い方針継続とします。

【大阪白金】

 大阪白金は、まだ底堅い動きを見せております。パラジウムが上昇しているため、プラチナも買い拾われやすく、金価格が4000ドルを維持しているため、プラチナも下がりにくくなっているようです。いずれも、インフレ懸念から内外市場で買われているようです。しかも、今週に入ってからは、日本市場での買いが目立ちます。プラチナ現物価格が動いていないにもかかわらず、ある程度の枚数で成行買いが入り、国内相場を高くさせると、その値段から下げにくくなります。

 正直、私自身、国内インフレ相場は経験しておらず、上値も見当がつきません。ただし、内外ともにインフレを抑制させようとしている中で、このような状態が正当化されているわけであり、高値を買っていくのにはかなり違和感があります。

 とは言え、簡単に崩れるような相場でもなさそうです。いずれにしても、突っ込むは枚数を控えめに買っていくしかありません。あくまでも、最終的に日米ともインフレを抑制させるとの見方を重視し、目先はインフレ懸念に対応したいと思います。

【日経225】

 日経225は、堅調な動きを見せました。高市トレードが炸裂しているようです。しかも、明日はSQ日でもあるため、本日はポジションの決済が多かったように思います。

本日の会員サイトでは、〇〇〇〇〇円以下は買いを提案しましたが、48090円までしか下がらずに、一時48800円台まで上昇しました。正直、欲しい値段が来てくれません。なかなか自信持って買える値段は来てくれないようです。

あるか否かは別として、再度〇〇〇〇〇円前後は買い方針とします。その価格がなければ、様子見とします。

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