東京金は、先週の米軍がシリアへミサイル攻撃したことにより、北朝鮮やロシアなども含め世界情勢の悪化から、地政学リスクでNY金が本日の夜間取引で1300ドルまで迫る勢いで上昇してきました。しかしながら、昨日トランプ米大統領が、ドル高をけん制したとも言える内容を発言したことで、一気に109円台を割り込むドル安・円高になりました。ただし、ドル安や地政学リスクの関係でNY金の上げ幅が、ドル安よりも大きかったようです。以前にもお伝えしましたが、ドルとNY金の関係が東京金であるわけで、東京金がプラス圏で推移するという事は、まだ堅調を維持するという事になります。お客様や会員様には、短期的に買われやすいとお話ししましたが、私はいずれまた売られる場面があると見て、そのまま売り玉を維持しております。
上記のチャートは、NY金の日足になります。それに取組と相対力指数を合わせたものになります。ごく一般的に用いるものです。解釈の仕方は様々ですが、私の見解を話します。
まず、本日のチャートを予想します。昨日1289ドルまで上昇し、その後大引けにかけて売られたものの、本日日本時間NY金時間外取引が1289ドルまで上昇しているため、本日のNY金もドル次第ですが、若干の上髭であり、終値は恐らく昨日の1278.1ドル以上とイメージしております。取組は前日のものであるため、11日の陽線で20000枚以上取組が増加していることを考えますと、12日・本日13日も取組が増加すると予想。当然、ファンドの買いがたまることを意味します。
続いて、相対力指数ですが、東京市場と異なって、NY金は70%(14日の相対力指数)は売りのリズムになっております。しかも、42日相対力指数は60%を超えにくいのですが、12日の1278ドルで58%まで上昇しております。そうしますと、私の予想通り12日の終値より高く取引終了するようならば、14日・42日の相対力指数は前日よりも高くなることでしょう。そうしますと、過熱感が出てきているという事になります。
地政学リスクは市場参加者が意識していることであり、場所が変われば投資家の考え方も変わります。株式市場では、地政学リスクにより一般投資家は、株を売却しております。ただし、金の場合は地政学リスクのため、新規買いで参入しております。それでは、いつまでも株は下げ続け、金は上げ続けるのでしょうか。それは違うと思います。市場は警戒心を持ち始め、戦争が近いとの判断をし始めております。ただし、そんなことが起こり得るか私は疑問です。相場は噂で買って事実で売るわけですから、万に一つ最悪な結果になったとしましても、そこでは一斉に売りが出始めることでしょう。
そのXデーは、北朝鮮が「坑道に核爆発装置を設置し、核実験を行う可能性がある現地時間15日午前か、4月27日に米国が戦争を仕掛けるとの声も出ております。
正直私は、今の東京金堅調相場は、4月〇〇日あたりかと予想しております。
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