中国の動向と、11月14日までの値動きと、限月乗り換えを注視。17:54

トランプ政権が課した関税措置の合法性を争う裁判が5日、連邦最高裁判所で始まりました。最高裁判事の大半が各国への『相互関税』などへ懐疑的な見方や、その日のADP雇用統計が市場予想を上回ったことなどで、ドル円は154円台を回復し、市場はリスクオンの動きとなりました。

 【大阪金】

 大阪金は、堅調な動きを見せました。ただし、先日から述べている通りと考えます。

昨日のブログをご参考にしてください。

https://first-traders.com/metal/18768/

 本日も大阪金の板は薄く、NY市場でも取組が減少傾向にあります。そのため、まとまった売り買いで、値段が動きやすくなっているのも事実です。金に関しましては、売りは一切考えておらず、短期での買いトレードが有効と考えます。ただし、何らかのアクシデントが生じた場合、17000円台もあり得ることから、投資資金に関してある程度配慮していきましょう。目先の予想レンジは、以前から述べている通りです。

【大阪白金】

 大阪白金は、金が堅調に推移しているため、本日は買い拾われやすかったように思います。ただし、大阪白金に関しましても、昨日コメントした通りです。重要なことは、①内外ともに商いが薄いこと②中国の需要が減少していること③日本取引所グループが純プラチナETFに注意喚起をしたことなどが挙げられます。

上記のことに加えると、10月29日に2026年10月限が発会し、現在乗り換えが行われております。昨日までの8月限の取組高は15238枚と前日比650枚減少に対し、10月限は5437枚と前日比816枚増加となっており、まだまだ乗り換えが続くようです。当然、8月限は買い手相場であったため、8月限の買い玉を売り決済し、10月限へ新規買いすることが主体であると考えます。

その乗り換えにより、おそらく10月限が割高になっているのでしょう。よって、高値は強気せず、もうしばらくレンジ相場を意識しながら、中国の動向と11月14日までのプラチナ相場の値動きに注視したいと思います。

とにかく、ボラティリティが高いことを意識し、万が一に備えておくべきでしょう。

【日経225】

 日経225は、51000円台まで切り返したものの、やはり前日高値51595円を上回ることはできませんでした。本日の会員サイトでは、10月14日の動きにはならないと考え、試し売りを提案し、51595円以上はロスカットとしました。ただし、あくまでも短期トレードと強調しています。

 今は、全ての金融商品が大口投資家次第の動きとなっており、一般投資家が巻き込まれる可能性が高くなっております。そのため、常に短期トレード(逆張り)を意識するのが良いでしょう。

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