重大報告。18:14

重大報告〉

 私が勤務している証券会社が、行政処分となり、昨日をもって金融商品取引業者の登録取り消しとなりました。

 そのため、今月で当ブログを閉鎖する決断をしました。20年以上継続してきたブログであり、色々な思い出があったため、『名残惜しい』のですが、今後商品取引会社で勤務することはなく、証券会社の選択肢しか残っていないため、このまま続けていくことが困難と考えました。

 本日は、朝からお客様、一部会員様に連絡していたため、正直相場はほとんど見れていません。

そのため、本日は何が動いた原因なのかはコメントできません。ご了承ください。とりあえず、明日もお客様に連絡しますので、大まかな話になりますが、もうしばらくお付き合いください。

〈私の感想〉

 私は、当然お客様もそうですが、会員様も長くお付き合いしており、数年前よりも相場に詳しくなっていることに喜びを感じておりました。私自身、利益を取るときもあれば、損をすることもあります。儲かることばかりではありません。ただし、何が相場に重要なのか、市場はどのように考えているのかを分析することで、何となくイメージすることができると考えております。このことは、常に伝えてきたことです。その意味を理解して頂いている方は、かなり相場に対する意識レベルが上昇したと思います。

相場は、自分の思い通りにはいきません。なぜならば、様々な思惑が交錯して、色々な顔を見せるからです。それを逆算してみれば、どうして今の価格なのか?どうして上がらないのか?下がらないのか?といった考え方が生まれます。そのように考えることで、慌てずにトレードすることができ、相場に期待することなく、相場を客観的に見ることができます。

などと私が述べてきましたが、正直10月相場は今までの中で分からないことばかりでした。インフレや投資人気で、ここまで上昇するとは全く予想できませんでした。予想できなかったため、お客様にもご迷惑おかけ致しました。

〈大阪金〉

 大阪金は、私自身、まだまだ上値余地があると思っています。①今の価格が高いか否かを決めるのは市場です。②金価格の方向性は現物市場。先物市場の偏りはショック安の予兆になります。③大陰線に注意、上昇相場のブレーキ役です。④トレンドから乖離した場合は過熱している相場と判断する。などなどを注意しながら、アヤを狙わず、大きな流れに乗ることが重要です。

 私が常に言っているのは、最悪のリスクです。最悪のリスクを考えずに、上昇しか見えていない投資家は、いずれ退場させられることでしょう。しかも、ビックイベント前には、仕込んではいけません。イベント前は、決済を考えるか、イベント直前に向かい玉を建てるか(下がったところを新規買い、上がったところを利食い売り)です。

 一番注意することは、結果が出た場合です。良くも悪くも、相場が大きく変動するキッカケになります。今月で言うと、FOMCです。FOMCで今でも87%利下げすると思い込んでいます。ここまで織り込むと、FRBも利下げせざるを得ないように思います。しかし、インフレを警戒するならば、利下げを見送る可能性もあります。利下げを見送った場合は、昨日も述べたように、失望売りが出やすくなります。

何を言いたいかというと、FOMCの結果は誰も分からないということです。ただし、利下げはほぼ織り込んでいるため、利下げしなかった場合に重きを置くのが良いでしょう。

〈大阪白金〉

 大阪白金は、やはり上値の重い展開になりました。私は、正直白金は強気したくないため、どうしてもコメントが中立的になってしまいます。

 なぜ強気したくないのか。繰り返しになりますが①11月から中国政府は、プラチナやプラチナ製品に13%の付加価値税を課しました。②日本取引所グループが10月に純プラチナETFに注意喚起をし、ETFが正常化に戻ったこと。③プラチナは工業品需要がメインであることです。

③は、毎回指摘していますが、正直私が言う通りにはなっていません。ただし、言えることは、景気が上向きになっていない中、コストだけが上昇すれば、更に景気悪化する可能性が出てきます。それは、いつなのか分かりませんが、起こりうるリスクのように思えます。

 金価格堅調が、白金価格をサポートしており、ここ最近では中国初の先物取引開始で、大阪白金8000円、プラチナスポット(現物)1700ドルを上回りましたが、所詮先物取引による買いは一過性になりやすいように思います。まだ下落する相場ではないため、弱気はしていませんが、大阪白金もFOMC次第では下振れする可能性もあるため、注意していきましょう。

日経225

 日経225は、やはり51000円を上回ってきました。先日のブログを見ていただくと分かる通り、私はここ最近50000円を軸とし、49000円~51000円レンジを予想してきました。会員サイトでは、49100円以下では買いを提案し、利食いは自由としたうえで、49060円以下はロスカットと明確にするのが良いと伝えてきました。

おそらく、私のブログをご覧いただいている方は、既に利益確定したと思われます。

 相場は、投資家の偏りで変動します。例えば、同じ悪材料でも買っている投資家が少なければ、売る量も少ないためショック安にはなりにくいのです。買ている量が多ければ、売る量も多いため昨年8月のような相場になります。これが相場です。投資家の動きが重要であり、個人の考え方は意味を成しません。そのことだけをご理解して頂ければと思います。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他のお知らせ | 貴金属銘柄記事