今週は、16日22時30分に11月米雇用統計、18日22時30分に11月米CPIコア指数、19日昼頃日銀金融政策決定会合があります。16日は米雇用が意識され、18日はインフレが意識されます。当然、米雇用が回復すれば、利下げ期待が後退します。つまり、ドル高・円安・株軟調が予想できます。逆もしかりです。そして、米CPIコア指数が前回の数字を上回るとインフレ圧力を警戒され、利下げがしにくくなります。当然、逆もしかりです。
今週末は、市場が注目している日銀金融政策決定会合があります。日銀による利上げ確率は、98%まで上昇しております。そのため、円が買われやすく、日経平均は売られやすくなっております。つまり、98%の確率で利上げを織り込んでおり、利上げをしなかった場合、ポジティブサプライズになりやすいと考えます。(円安、日経平均高が予想できる)
※相場は、予想していない方向へ大きく動きます。
【大阪金】
大阪金は、やはり堅調に動きました。https://first-traders.com/metal/19021/
12月11日に三角持ち合い上に抜くか?をコメントした矢先に、大阪金価格が22000円台まで上昇してきました。先日も伝えましたが、上抜けたことで、既に10月20日高値22288円がターゲットになっていると考えます。
それならば、どうすれば良いのか?①このまま様子を見ながら、高値から5%押しを待つ。②テクニカル指標を使いながら、買い場を探す。③試し買いで、取り合えず買ってみる。の3択になると考えます。
私は、以前から伝えているように、『金』は弱気しません。買うか、買わないかの2択です。売りは、利益確定しか考えません。
先ほどの3択で、年末ということもあり①を選択するのも良いでしょう。年末高を予想して③を三択するのも良いと考えます。リスクの線引きをしながらではありますが。
②を選択する場合ですが、私自身の見方を伝えさせていただきます。まず、このチャートをご覧ください。

こちらのチャートは、大阪金日足に、25日移動平均線、一目均衡表(転換線、基準線)、ボリンジャーバンドを重ね合わせております。繰り返しになりますが、100%のテクニカル指標はありません。組み合わせることで、勝利の確率を上げることができます。
この見方は、①25日線より現在価格が上か下かです。これで、どちらに相場が向かっているのか理解できます。(現在価格は上で推移)②一目均衡表で基準線より転換線が上で推移しているか否かです。(チャート左上を見ると、基準線より転換線が上である)③ボリンジャーバンドσ=+1とσ=+2を確認。(σ=+1は21681円、σ=+2は22091円)σ=+3を上回ると過熱を意味します。
ということを考えると、①5%押しは1100円下落、22000円から20900円までの下げ。②一目均衡表転換線21657円、ボリンジャーバンドσ=+1は21681円であるため、21600円台は買いということになり、①よりは指値水準を上げることができます。③あくまでも決め打ちですが、前日安値21715円を下回らないと考え、22000円割れで試し買いするといった選択肢になります。前日安値を下回った場合は、ロスカットと考えます。
年末ということもあり、無理して戦う必要はないと考えます。いつでもチャンスはあると考えます。
【大阪白金】
大阪白金は、やはり堅調な動きをしました。強気はしていませんが、チャートの形と金価格上昇していることから、下落する相場ではないと考えておりました。
大阪金同様に、押し目を買い狙いするならば、どのあたりが考えられるか検証してみましょう。

こちらのチャートは、大阪白金日足に、25日移動平均線、一目均衡表(転換線、基準線)、ボリンジャーバンドを重ね合わせております。①前日安値7919円②一目均衡表転換線7906円③ボリンジャーバンドσ=+1は7905円となっております。15日は大陽線となったことで、おそらく短期的に8000円は割り込まないと考えます。
上記チャートを見ると分かる通り、σ=+2を買切る可能性が出ております。しかも、18時時点の高値は8245円と、10月17日高値8250円に迫る勢いです。既にターゲットにしております。
例えば、浅い押しを狙うとするのであれば、15日の始値7945円、終値8211円の266円上昇の30%押しである80円安、つまり8130円前後が取り敢えずの買い場になると予想します。ただし、こちらも15日安値7919円を下回った場合は、ロスカットするのが良いでしょう。高値を買う場合は、ロスカットを意識しなければいけません。