昨日、NY連銀製造業景気指数が市場予想を下回り悪化したことで、若干1月FOMCの利下げ期待が上昇し、ドル安・円高になったと思われます。本日は、米雇用統計の発表が22時30分にありますが、今週のビックイベントは19日の日銀金融政策決定会合です。
現在の日本株安・円高は、利上げ観測が強まっている証です。
本日の大阪金、大阪白金のコメントは、昨日の検証してみたいと思います。
【大阪金】
本日は、軟調な動きを見せました。12日NY金の取組高を見ますと、4200ドルから4387.8ドルまで32766枚増加(7.1%増加)しました。明らかに、FOMC明け、大口投機家が買い煽ったように思います。その影響が、昨日NY市場の伸び悩んだ理由なのかもしれません。ただし、まだ46000枚程度の取組高であり、それほど警戒する増加ではありません。
〈昨日のブログにて〉
昨日、私は、①5%押しの20900円まで様子見するか②一目均衡表転換線21657円、ボリンジャーバンドσ=+1は21681円である21600円台で買うか③前日安値21715円を下回らないと決め打ちし、22000円割れで試し買いするといった選択肢をお伝えしました。ただし、③は前日安値を下回った場合ロスカットをするのが良いと伝えました。
〈検証結果〉
①までは下がっておらず、②安値21652円であったため、21600円台で買い成立。③は22000円割れで買えたものの、21715円でロスカットとなりました。②を選択した方は評価がプラスである一方、③はロスカットとなってしまいました。高値を買わなかった分、ロスカット幅は小さいものの、今の相場は前日安値を常に意識するしかありません。本当に上昇する相場は、瞬間的でも前日の安値は下回りません。下回ったということは、少し落ち着きを取り戻すかもしれません。
相場の雰囲気に呑まれることなく、常に自分のトレードスタイルで買うのが良いと思います。
【大阪白金】
大阪白金は、堅調な動きを見せました。NY金市場で大口投機家が買い煽っていると指摘しましたが、NYプラチナ市場でも大口投機家が買い煽っているように思います。おそらく、プラチナの場合はFOMCでの利下げだけではなく、ロシア絡みのようにも思います。なぜならば、NYパラジウムも一緒に上昇しているからです。
〈昨日のブログにて〉
昨日、私は、押しめが浅いと考えるならば、15日始値7945円と終値8211円の266円上昇に対する30%押し、つまり80円安の8130円前後が買い場になる可能性があると予想しました。ただし、15日安値7919円を下回った場合は、ロスカットすることが条件とも伝えました。
〈検証結果〉
16日の大阪白金相場は、8141円まで下げたのち、8467円まで上昇しました。8130円の指値で買いをしようとした方は、成立しなかったことでしょう。
今回のように、前日安値を下回らない場合は、まだ上昇の勢いがあると考えるべきでしょう。
〈本日意識する価格〉
ここで意識することは、①16日始値8183円と終値8391円の208円上昇に対する30%押しである8329円前後。②前日高値8229円から終値8211円が買いのターゲットと考えます。いずれも、前日安値8141円以下をロスカットとするのが良いでしょう。