しかし、プラチナの上昇が止まりません。
プラチナの話をする前に、昨日の米雇用統計の結果は非農業部門雇用者数が6.4万人増加(市場予想5.0慢人増加)、失業率は4.6%(同4.5%)でした。失業率悪化は、米政府機関一部閉鎖により15万人以上の連邦職員が離職したことを反映しているためです。今回の米雇用統計の影響は限定的でした。
【大阪白金】
大阪白金は、前日比444円高の5%も上昇しました。昨日も指摘したように、NY金、NYプラチナに大口投機家の買いが乱発しているように思います。かなり、活発の買いが入っているように見受けられます。
先日は、強気するつもりはないものの、買うのならば8130円前後と指摘し、8141円まで下押しした矢先に、8900円台まで上昇しております。つまり、2日前から800円上昇したことになります。これでは、実需筋は買えませんよね。今回の上昇は、現物の買いというより先物の買いで上がっているように思います。
ただし、1日で5%上昇は、警戒すべきところでしょう。

こちらのチャートは、大阪白金日足になります。1回目の上昇は、今年8月4日に安値5686円を付け、10月17日高値8250円と、2564円上昇した相場です。次に今回の相場ですが、10月22日安値6666円を付け、現時点(18:10)で2271円上昇していることになります。仮に、前回の上昇のように2564円幅安値から上昇するのであれば、9230円が見えてきます。
しかも、一概には言えませんが、日柄で見ますと前回が50日間、今回は39日目となっております。①前回と同じように日柄が50日間であれば、1月高値9200円台が予想できます。②来年1月は、今年の4月安値から見ると9か月目であり、日柄で数えるならば急所になりやすい。ただし、同じ相場が繰り返すか分からないため、行き過ぎた相場だからと言って売りで向かうのだけはやめましょう。
少し静観してみるのも良いでしょう。