東京金は、4450円から売り方針とお伝えしてきました。しかしながら、地政学リスクによって、再び4500円台を維持し始めております。
さて、今後も東京金の上昇は続くのでしょうか!?正直、上記の状態を見ますと、買う気にはなれません。つまり、私には売りか、若しくは売らないかの選択肢しかありません。それしか考えておりません。遡ること、昨年12月末から今年1月24日までNY金は上昇しました。ここでの材料は、トランプ政権に対しての不信感によるものでしたが、その材料はともかくとしまして、取組が増加しているのが理解できます。つまり、ファンドの買いが増加したことによるものです。因みに40万枚だった取組が、48万枚まで増加した結果、1130ドルから1220ドルと約90ドル上昇したことになります。その後、一気に取組み減少=買い方の手じまい売りによって、1180ドルまで下げました。
今回はどうでしょう!?材料は地政学リスクなどによるものですが、41万5000枚から47万5000枚まで増加しております。しかも、高値から30ドル下げているにも拘らず、取組は高水準のままです。今だ北朝鮮絡みの話は尽きませんが、既にその材料に関しては織り込まれていると考えており、むしろ、これだけファンドの買いが増加した現状で、きっかけ一つで解消されることになると予想します。そのためには4月11日の陽線を下回ってからスタートすると予想します。
次にNY金の週足チャートに一目均衡表を重ね合わせたものを掲載しました。このチャートを見ますと、一目均衡表の雲は抜けきっておらず、その雲の上限が下向きになっていることを考えますと、徐々に上値は重くなると考えております。よって、NY金自体は、天井を打っていると考えております。が、しかし、東京金はドル円、つまり、今後円安なのか円高なのかを考えなければいけません。円安ならば、東京金御下げ幅は縮小されますが・・・。私自身は今後のドル円は、108円~112円のレンジと予想します。110円を超える円安となったことから、当面は円高に動きにくいのかもしれませんが、来月は米雇用統計やフランス大統領選を控えているため、円高も考えられなくもありません。ただし、それはさて置き、仮に円高に動かず、円安となるならば、今年2月上旬の111円58銭、2月下旬の111円69銭が円安の目安と考えております。
よって、長い道のりにはなっておりますが、来月は東京金の下値をうかがうと予想しております。引き続き売りで対処していきます。
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