しかし、東京金は今週ほとんど動きませんでした。ある程度は予測しておりましたが、このように動かないと売りでコメントしても、買いでコメントしても、どちらも勝者ではなく、敗者ではありません。ただし、私は以前も口にしましたが、信念を持って売り玉維持しております。一部のお客様は、小刻みに利食いもしております。ただし、大半のお客様は売り玉を維持したままです。
さて、なぜ東京金が売りなのかです。それは、強材料をほぼ織り込んだと考えているからです。トレンドが上向きの場合、弱材料は押し目となり、強材料は高値示唆の要因となります。ましてや、どの価格でその材料が織り込まれたかは、数日間経たない限りは判断しにくいという事になるため、上昇トレンドの場合は息が長くなります。一方、トレンドが下向きであるならば、上昇の反対になります。つまり、北朝鮮等の地政学リスクで買われたところは売られやすくなることでしょう。しかも、私が腑に落ちないのは、1200ドル以上で推移している事です。まだ、何か引っかかる点があるのか、市場が気にしている点があるのかはわかりませんが、再度安値を売り叩かれる場面があると考えております。
天井を打った相場は、簡単に底打ちしないと考えております。為替が止まれば、NY金は売られやすくなり、東京金も値崩れを起こすとイメージしております。
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