東京金の動きを見極める。

キャプチャ (5)

東京金が、ほとんど動きません。基本、売り方針には変わりませんが、日計り狙いで、この取引の仕方もあると思い、ご紹介いたします。

まず、会員サイトでもお伝えしましたが、本日4490円で売り指示をいたしました。ただし、その売り玉の買戻し(ロスカット)は、4505円以上に設定するようにお伝えしました。上記のチャートは、東京金240分になります。ゴールデンウィークに明けた窓(チャートのギャップ)を埋めた格好となっております。

今の東京金は、4500円以上は上値重いものの、底堅さも感じられます。そう考えますと、今の時間帯は、細かく売買することも視野に入れておく必要があります。売り玉を維持しながら、短期の売りポジションも持つ取引の仕方。

 

 さて本題に入りますが、ここまで東京金が動かないかといったところですが、売り目線は変わりありません。まず一つに、米国の利上げ・ECBのテーパリングと、中東情勢などの地政学リスク・米国政治リスク、どちらの材料が長く尾を引くのか考えた場合、私は前者と考えます。つまり、大勢観は前者という事になります。ただし、材料としましては後者もインパクトがあり、しっかりとした現物買いが入っております。そのため、NY金は、ドルが安くなれば当然買われやすくなります。数週間前、ドル安にも拘らず、NY金が上がらなくなっているため、売り方針とコメントしましたが、その後やはりしっかりNY金は売られ、当然東京金も売られました。

 先日のコメントでも、円安でNY金が上がらなくなれば、東京金は売られるとし、その動きでNY金の上値が明確になるとお伝えしましたが、その後そのような動きは見られず、円安でNY金は買われことから、東京金は4500円をタッチすることとなりました。色々と面倒な話をしましたが、円安(ドル高)・NY金安は当然のこと、東京市場では円安が相場の下値サポート要因となり、円高は相場の上値を抑える要因となります。ただし、私が考えますのは、NY金が下がらない限り、東京金の下値は限定的と考えているため、売りで対応しています私にとっては、円高で上値抑えられたからと言って、次に円安になれば戻るといった動きが予想されることから抜け出すためには、東京金がここから売られるためには、NY金の1200ドルが高いと思わせる必要があります。

 5月8日に大陰線を引きましたが、その後は正直円安、NY金高となっておりました。そのため、1220~1230ドルは円安(ドル高)でも市場が売りにくい水準と理解しました。

 その結果、昨日の大陽線です。正直1240ドルあたりが上値のポイントと考えていた私にとっては、面食らった動きとなりました。ただし、このまま政治的リスクでのリスクオフで、NYダウ、ドルが売られる一方で、NY金だけが買われるとは思えません。

 ここからの相場を見る上では、今度はドル安でNY金が買われるかどうかになります。ドル安でNY金が買われにくくなるようならば、NY金の上値限界をある程度理解することができます。(NY金市場におけるファンドがか買っても買っても上がりにくくなったところ)そのような動きを見ながら、売りで対応していこうと思います。

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