東京白金は、もうしばらく上値の重い展開。しかしながら、大きく売られる相場ではないため、買い玉維持とします。上記のチャートは、東京白金日足チャートに一目均衡表を重ね合わせたものになります。このチャートを見ましても、一目均衡表の雲と呼ばれる分厚い抵抗が未だ圧し掛かっております。
NY白金日足チャートも同じ動きをしております。なかなか一目均衡表の雲と呼ばれる抵抗ラインを突破することができません。なぜなんでしょう!?一つ考えられることは、本日のECB理事会と英国総選挙がキーを握りそうです。20時45分に予定されていますECB理事会では、インフレ目標を引き下げる一方で、ユーロ圏の経済成長率の見通しをやや上方修正するとの予想が出ております。これについては、それほど影響力はないのかと、私は思います。
明日午前6時に投票が終了する英国総選挙が重要になると考えております。今現在、かなり保守党と労働党が大接戦となっております。政権交代の可能性も否定できなくなっております。今回は、EU離脱の方針を争点に解散をしたわけですが、再び政権交代となりますと、市場は混乱する可能性が出てくると考えております。むしろ、白金にとって保守党が過半数を獲得し、政治不安を解消する必要があります。
とは言いましても、一方で仮に英国の政権交代があったした場合、暴落するのかといった不安がありますが、私は一時的には売られる場面はあると思いますが、下放れたからと言って更に売り叩かれるとは思いません。その理由としましては、NY白金におけるファンドが買いに傾いているわけではないからです。大きく値下がりする相場は、ファンドの買いポジションの解消(転売)から新規売りに回るケースです。既にファンドの買いポジションの解消はほぼ済んでおり、ファンドが新規売りをしていることから、仮に政権交代といった理由で売られたとしましても、更にファンドが新規売りをするだけであり、その数量は限定されることから、一時的な下げと予想しております。その下げたところを買えるかですが、正直私も買えないため、ここは市場の反応を見極めていきたいと思います。
昨年から世論調査は、当てにならないため、保守党が過半数を獲得する可能性も否定できませんね。
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