東京金は、売り方針継続とします。昨日もコメントしましたが、チャート上で三羽ガラスが出現したことから、東京金は上がりにくくなっていると考えます。実際、NY市場でも三羽ガラスとなっております。
今年に入り、NY金はトランプ大統領に対する政権不安や、欧州の大統領選への政治不安や北朝鮮の度重なるミサイル発射などにより、1200ドル後半まで上昇しましたが、それだけの材料持っても1300ドルを乗せることができませんでした。昨日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したにもかかわらず、NY金は1230ドルを上回ることができず、本日朝方に公表された6月FOMCの議事録の内容で左右されたことを見ますと、マーケットはECBとFRBの金融政策の動向に注目しているように思えます。しかも、今の金にとっては、6月以前のように強材料が豊富ではなく、むしろ単発の強材料しかないため、NY金は上がりにくくなることでしょう。
上がれなく、動かなくなった相場は、どうなるのでしょうか?これはあくまでも私の持論ですが、今後仮にNY金相場が上昇するためには、一旦下げる必要があります。例えば、2015年12月や2016年12月のように。どちらも、米国が利上げを行うという事から市場は弱気に傾き、1050ドルや1150ドルといった安値を付けました。正直、1200ドルを割り込み、〇〇〇〇ドルまで下げると予想しております。ですから、今の値段が安いとは思えません。よって、売り玉はそのまま維持とし、相場を取りに行こうと思います。
※会員募集中。2週間無料になっておりますので、お気軽にお申し込みください。