東京金についてお問い合わせが多いため、私なりの見方でお伝えしたいと思います。しかも、私のお客様も売りで頑張っていただいていますので、そのためにも本日コメントいたします。
さて、東京金は天井なのとのお問い合わせもありましたが、まだ天井と判断するのは、時期尚早だと考えております。7月10日1204ドルから1330ドルまで上昇しましたが、北朝鮮リスク・トランプ政権不安・欧米金融政策引き締め後退の影響から上昇したわけですが、全ての材料が払しょくされて1200ドルまで下落すると予想しておりますが、北朝鮮リスクは9月9日まで続く可能性が高いため、簡単に下げるとは思えません。つまり、これだけ上昇した相場が、槍天井を打つとは考えにくく、もしそういったロウソク足となった場合でも、もう一度高値付近まで戻る可能性が高い。以前にも、多くの方にもお伝えしておりますが、相場は1番天井よりも2番天井を打った方が底は深く、それよりも3番天井(三尊天井)を売った方が、さらにそこは深くなります。なぜならば、高値で買わせた方が、下げることにより手じまい売りの量が多くなるという事になります。
それならば、まだまだ上昇し続けるの?といった質問になるかと思いますが、私はそう思いません。天井を打たない相場はなく、相場は天井で売って、底で買うのは困難。なぜならば、高値では強材料が蔓延し、安値では弱材料が蔓延するもの。普通の方ならば、様子を見たいと思うところです。ただし、そういった怖いところだかろこそ、誰しもが仕掛けにくいところだからこそ、そこに利益という甘い蜜があると考えます。
これだけ強材料が蔓延しており、金は上昇し続けており、売り玉で頑張っている方は、売り玉を一部、若しくは全部手仕舞う、それとも売り玉を維持し、両建ての買いを一時的に立てることを考えると思われます。それが昨日の東京市場で明らかとなりました。昨日の東京市場の一般投資家のポジションが、大きく変化しておりました。
私は、先ほどもお伝えしましたが、もうしばらく上下のブレを演じると考えております。上記のチャートは、NY金日足に取組を合わせたものになります。取組は、昨年ブレクジット以来の増加となっており、既に55万枚あります。かなりファンドが買っていることが理解できます。ただし、1270ドル前後で買いが増え、更に1310ドル前後で買いが増えていることが理解できます。ということは、そこまで下がらないと買いポジションの整理が出ないという事になります。そこまで下げるためには、もう少し日柄が必要になります。今年3月10日の安値から5月9日の日柄が41日間、5月9日の安値から7月10日の安値まで42日間、7月10日の安値から先週末まで39日間という事は、今週NY市場でピークを迎えても不思議ではありません。明日は、満月になるため、東京市場も意外な高値を出だした方が、売りやすくなると予想します。
よって、ここは怯むことなく、お腹に力を入れて高値を売っていきたいと思います。
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