東京金、しばらく高値波乱!?

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本日は、東京金のコメントを致します。基本、東京金は正直、今年の2月中旬以降から売り目線で見ておりました。その結果、北朝鮮リスクがヒートアップし、トランプ政権不安、ユーロ高、米金融政策引き締め後退などなどによって、NY金が予想外に1300ドル半ばまで上昇、東京金は4700円台まで上昇を演じました。さて、ここからです。私は、今の東京金を尚更買う気にはなれません。なぜならば、①現物の動きが止まっている。②投資人気が強まっている③強材料が蔓延しているということから、いずれ大きな下落につながると予想しております。

 ただし、今は下げにくいようにも思えます。それは、テクニカル内部要因によるものになります。東京金は、2月から8月まで4400円~4550円の150円という狭いレンジで動いておりました。それが、8月末の新補発会から上昇したため一気に揉み合い上放れの状態となったわけです。NY市場でも同じことが言えます。それまで1300ドル台が上値の抵抗でしたが、8月28日にあっさり上抜けたことから、一気にファンドの勢力が増すこととなりました。ここまで一気に上昇しますと、なかなか行って来いの相場にはならないケースが多いのです。高値圏での揉み合いを演じないと下げにくいのは事実です。なぜならば、ファンドの買いに利益が乗っている以上、この買いは大きく崩れない限りは手仕舞ってこないからです。ならば、少しの下げで手仕舞ってくるとしましたら、高値で買わせる必要があります。それは、1300~1350ドルのレンジを何度か演じる必要があります。それを何度か繰り返すことによって、1250ドルで買っていたファンドが、手じまい売りをし、1300ドル台で買い直すことにより、ファンドの買いが高水準に移動し、大きく下げなくとも少しの下げで手仕舞い売りをすることになります。つまり、日柄が必要になるという事になります。

 上記のチャートは、向かって左が東京金日足チャートつなぎ足、右が6月限の一代足に価格帯出来高を重ね合わせたものになります。左のチャートを見て頂きますと、真空地帯がなんとなく理解できます。それに合わせまして、右のチャートを見て頂きますと、価格がはっきりと出てきます。8月29日(4532円~4593円)の大陽線はほぼ真空地帯になっております。その次の9月1日(4617円~4656円)もあまり取り組んでいません。つまり、その価格帯まで売られることによって、相場が下がりやすくなると理解しております。つまり、6月限で話すのならば、4652円を下抜けるかがポイントになるという事になります。(止まるところで下げ止まったという事になります。)

よって、〇〇〇〇円を上値のポイントとし、期先で4654円を下抜けますと、〇〇〇〇円まで売られる可能性があることになります。

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