東京白金は、そろそろ下げ渋りを見せそうです。8月から9月初旬にかけての上昇は、白金自体の弱材料を織り込んだことや、NY金・NYパラジウムの上昇により1000ドルを突破しました。しかし、毎日のように新聞紙上に掲載されていますEV(電気自動車)に各自動車メーカーがシフトし始めていることから、上昇した分を帳消しにしたようです。
私の持論ですが、相場はいずれ帳尻を合わせますが、その道中を動かしているのは、大口投資家の心理と考えております。私は、今年の4月ごろから東京白金の買いを推奨してきました。その理由としましては、白金リースレート上昇、ETF増加、ファンド買いポジション減少⇒売りポジション増加していたからです。
上記のチャートは、NY金日足に取組を組み合わせたものになります。1000ドルまで上昇した背景に、ファンドの売りポジションの解消と新規買いによるものであることが理解できます。そして、今回の相場の下落は、ファンド買いポジションの解消によるものになります。そのファンドの手仕舞い売りは一巡し、最近の取組の増加は、ファンドが新規売りをしているからと考えております。そのため、NY白金の戻りは売られやすくなります。しかし、その売りが920ドル台で膨らむ(増加)するようならば、売りポジションの買戻しが入りやすくなると考えております。それには、もう少し時間がかかると思います。ファンドが売っても売っても下がらなくなれば、買い戻してくると思いますので、ポイントとしましては連休明けの〇〇日以降と予想します。
短期的な買いのなると考えておりますが、東京白金が下げ渋りを見せるようならば、買いを仕込んでみたいと思います。
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