東京白金、テクニカルとファンドの動向!!!

キャプチャ[1]

本日は、東京白金のコメントを致します。昨日は、金との関係で東京金売り、東京白金買いを指摘致しましたが、もともと鞘取引をしていたわけではないため、東京白金の買い玉はほとんど昨日利食いしていただきました。値幅の大きいお客様で、62円幅(1g当たり)利食いしていただきました。値幅の少ない方でも36円幅利食いしていただきました。

利益を確定しましたのは、いくつか理由があります。その前に、私は3380円あたりまでは反発すると予想しておりました。上記のチャートを見て頂きますと、何かお気づきになられないでしょうか!?私が、一番気にしますのは大勢観になります。大勢観から相場を組み立てますが、短期的に反発すると考えるのは短期線、つまり5日~9日移動平均線になりますが、大勢観で考える場合は週足、若しくは日足の25日移動平均線になります。その25日移動平均線は、どうなっているでしょうか!?今だ右肩下がりとなっております。この25日移動平均線が、右肩上がりにならないと相場の上昇は期待できないという事になります。

 それならば、どうなれば右肩上がりになるのでしょう!?私のイメージならば、一旦25日移動平均線を上抜け、そこからまた売り叩かれ、再度25日移動平均線に近づき、また売られるといったように、何度も上値を試しながら、底堅い展開をする必要があります。ここでお気づきになったと思いますが、その日数が必要になるという事と、高値を買う相場ではないという事になります。

キャプチャ1[1]

次に上記のチャートをご覧ください。NY白金の日足チャートになります。下段が取組高を示しておりますが、①の場合は、取組が増加しているのが理解できます。この時の増加は、相場が上昇したことにより、NY白金におけるファンドの買い増しが盛んになった表れです。その後、相場は下落し、取組が減少、その時はファンドの買いポジションの手仕舞い売り(投げ売り)により取組が減少しました。それならば、今はどうでしょう。②です。②は価格が低水準で推移しており、取組は増加傾向となっておりますが。これは、ファンドが安値を売り叩いている現れです。私が実際に白金の買いを推奨しましたのは、ここにあります。ファンドの売りポジションお解消により、価格は短期的に反発すると予想しました。

 少し余談ですが、相場はいずれつじつまを合わせてきます。その道中は、市場参加者、特に大口投機家のポジション取りによって、相場の値動きが生じます。それが今回のようにです。強材料がないにもかかわらず、1日で18ドルも上がるわけです。それも相場です。

 それで、話は戻しますが、ただし短期的に戻したとしましても、それはファンド売りポジションの解消によるものであり、その解消が一巡しますと、相場はくたびれます。つまり、下がるという事になります。そのため、今回だけは短期的な売買に徹しました。

 昨日のNY白金の出来高は、推定20000枚ほどです。70000枚の取組で、20000枚ほどの出来高という事は、あまり多いとは言えません。ファンド売りポジションの解消が一巡したとは思えませんが、仮に取組の減少が中途半端となり、内外で売られてくる場面があるようならば、再び買いを考えても良いと思います。

 正直、東京白金〇〇〇〇円~〇〇〇〇円が欲しいところです。当面は、突っ込み買いの吹き値売りで臨みたいと思います。

※会員募集中です。2週間無料になりますので、お気軽にお申し込みください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事