東京白金は、大きな動きは予想できないものの、安い値を弱気する必要はないと考えます。そう言っても、積極的に買う相場でもないので、ここは少し短期トレードに徹していくのも必要でしょう。
5月、7月にNY白金は安値を付けて、9月に天井を打ちました。上記のチャートはNY白金と取組を組み合わせたものになります。7月の安値から9月の高値まで130ドル以上上昇しました。この背景としましては、フランスのユロ・エコロジー相が2040年までに国内でのガソリン車、ディーゼル車の販売を禁止する方針を明らかにしたことで、ファンドが一斉に売り叩き900ドルを下回りました。その結果、ファンドの買戻しと、新規買いで9月に高値を付けました。9月高値を付けた以降は、買い方ファンドの手仕舞い売りが出たことにより、再び900ドル前半まで価格を切り下げ、行って来いとなりました。(スペイン・カタルーニャ州の独立問題による、欧州の情勢不安)
そして、9月末から再び欧州等のリスクによるファンドの新規売りが入り、上値を抑える要因になる一方で、下げ渋る要因にもなっているようです。上記のチャートを見ますと、下段の取組が増加しているのが理解できると思います。これは、新規買いで増加しているのではなく、新規売りで増加しております。つまり、この取組みが増え続けている以上、上値は重くなり、減少しだしますと今の水準よりも戻す可能性があります。今は、時期的なものもあるため、大きな相場を狙うのは困難と考えておりますが、短期トレードで考えますと、突っ込みを買い狙うのも良いと思います。
方向性が出そうなときは、再度お伝えいたします。
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