トランプ米大統領は2日午後(日本時間3日未明)、中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にジェローム・パウエルFRB理事の指名を正式発表する見通しです。
ジェローム・パウエル氏は、ジョージ・H・Wブッシュ政権では財務次官補(国内金融担当)、財務次官を務めた。1997年から2005年までカーライフ・グループ共同経営者。2012年に連邦準備制度理事会(FRB)の理事に就任、2014年6月16日に再任された(任期は2028年1月31日まで)
パウエル氏は2012年からFRB理事を務め、金融政策に関する連邦公開市場委員会(FOMC)の決定に反対票を投じたことはない。同氏の見方はイエレン氏と一致しているとされるため、パウエル氏が指名されれば、今後の政策の方向性について投資家はより確信を持てると言います。
FRBは現在、4兆5000億ドルのバランスシートを大幅に圧縮しようと計画していますが、パウエル氏は、経済や市場の見通しが変わった際には、この計画を見送ることをためらわないとみられています。
パウエル氏が新議長に指名されれば、ドルは一段と下落し、債券価格は上昇、利回りは低下すると予想されております。ただし、一方では、イエレン現FRB議長の単なる続きの金融政策になると思い込むのは危険であるとの声も聴かれます。
いずれにしましても、今晩の時期FRB議長指名を確認し、相場の反応を見ていきたいと思います。
東京金は、短期的には押し目を買い拾われそうです。東京金を売りで考えている私にとっては、今後の相場ポイントは円高ではなく、NY金の下げになります。ドル安(円高)で、NY金の上値が重くならなければいけません。当然、ドル高であるならば、NY金の上値は重くなるはずですが、相場の味を感じるならば、あえてドル安(円高)で、NY金が上がらなくなる状況が欲しいところです。今は、言うまでもなく、そのような状況ではありません。更にドルとNY金の動きを見ていきたいと思います。
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