東京白金は下げ止まりません。短期的には、突っ込みは買い拾いとしていましたが、思ったよりも反発が鈍いようです。ここで意識されるのは、2点です。まずは、金より下げ幅が大きいか、小さいか。もう一つは、ドル安(円高)で、NY白金は買われるか、買われないかになります。仮に東京金が、50円下げていて、東京白金が10円しか下げない相場になってくるか、ドル安でNY白金が反発、東京白金がプラス圏で推移するようならば、底堅さを感じることができます。それ以外は、やはり上値は重くなることでしょう。
正直、今までロンドン白金ETFの保有残高が減少し続けていましたが、その減少は12日で止まり、13日には増加しておりました。昨日は、米国白金ETFの保有残高は増加しており、資金が流入していると考えております。しかも、白金リースレートは、金とは違ってプラス圏で推移しており、物自体が動いていると考えております。(供給過多でないと認識)
しかしながら、ファンドが徹底的に売っております。この理由は正直分かりません。上記のチャートは、NY白金の日足に取組を組み合わせたものになります。私のイメージでは、910ドル割れぐらいから、買い方ファンドのポジションにあまり変化はなく、売りポジションを増やしていると考えております。取組を見ましても900ドル以下でかなり売り込んでいるのが理解できます。とはいえ、NY白金が下げ続けているわけでもありません。875ドルを抵抗にしているように思えます。(今現在の夜間取引も880ドル)しかも、3日間安値を何回も売り叩かれているのが、理解できます。
ただし、本日の下落は、ドル安/円高でもNY白金が上がらなかったため、私は、東京白金の強気信者ではありませんが、これだけNY白金市場で売り込んでいるだけに、一緒になって売りたくはありません。よって、東京市場の内部要因を考慮しますと、月曜日までは下げの意識を持っております。そのため、月曜日の正午前後の商いに注目していきたいと思います。
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