東京白金は、突っ込みを狙う。

 南アフリカで18日、与党アフリカ民族会議(ANS)の議長(党首)選が行われ、ラマポーザ副大統領がズマ大統領の元妻ヌコサザナ・ドラミニ・ズマ氏を僅差で破って新議長に選出されました。かつては反アパルトヘイト(人種隔離)運動を率いてきたANCでしたが、今回の激しい選挙戦で党内の深い亀裂が露呈されました。

 得票数はラマポーザ氏が2440票、ドラミニ・ズマ氏が2261票。

 新議長になったことで、ラマポーザ氏は次期大統領の有力候補に躍り出ました。ズマ政権下で相次いだ汚職や経済低迷により、ANCに対する国民の不満は募っているようです。

 むしろ、市場には好感したようです。

キャプチャ⇦米国・ドル/南ア・ランドの日足チャートです。

上で推移すると南ア・ランド安。下で推移すると南ア・ランド高という事になります。そのため、東京白金も3300円台まで回復しました。以前からお伝えしておりましたが、NY白金におけるファンドが、900ドル以下でも売り叩いていましたのは、与党アフリカ民族会議の議長選を行ったとしても、南アの政権は期待できない裏付けであったのではと考えます。

 東京白金は、南アランド高もありましたが、資金が流入しているのも事実です。実際、ロンドン白金ETF・米国白金ETF保有残高が増加傾向にあります。そのように考えますと、やはりNY白金900ドル割れは、買い場探しで良いと考えます。

 本日の3300円台では、私のお客様のほとんどの方に利益確定していただきました。ただし、NY白金いおけるファンドのシュートカバーが不十分であるため、弱気はせずに買い場探しとします。

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