内外の金は、短期買われすぎ。

キャプチャ

 本日、欧州市場が休場明けとなり、カタルーニャ州独立問題が長期化するとの懸念から、欧州株が安寄りしてスタートし、その反面NY金時間外取引は買われました。しかしながら、短期的に買われすぎの相場が継続しております。ここまで下げこじれるとは予想にもしておりませんでした。

 上記のチャートは、NY金5時間足になります。なかなかRSIも80%を上回ることはないのですが、今現在(17時半)は80%台を維持しております。正直、買われすぎが継続していることになります。なぜ、ここまで金が買われるのでしょうか。ビットコインの資金が流入しているとか、北朝鮮の長距離弾道ミサイルに対する懸念とか、様々な強材料がありますが、やはり一番はドル安でしょうね。ドルが売られやすい環境であるため、NY金は割安となり、買い拾われるのでしょう。ただし、米国長期金利上昇、米税制法案可決といった状態であり、米国景気上向きによる株高であるのならば(米利上げ来年3~4回)、ドルがここまで売られる必要はありません。が、しかし、今ではドルは弱い通貨となっております。何かのきっかけが必要な状況ではあると思います。私の予想では、ドルインデックスは93ポイントがサポートラインと思います。

 いずれにしましても、内外の金は上値が重いというよりは、底堅く感じるのも事実です。しかし、NY市場が1290ドル手前まで上昇していることから、ここを買いで考えるつもりはありません。引き続き、相場転機のきっかけと、上値ポイントを確認していこうと思います。

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