NY金は、徐々に煮詰まりつつあります。

 東京金は、徐々に煮詰まってきたように思えます。と言いますのも、ドル安でNY金が上昇しておりますが、1月12日にNY市場で取組が減少(恐らく、ファンド買いの手仕舞いも出たように思える)、翌23日には取組が58万枚台に増加、24日のNY金の出来高は推定61万枚越え(ファンドの買いが入った模様)を演じております。何を言いたいかと言いますと、正直私は売り場を探しております。ここ最近では、新規買いをしながら、利食いもして体力を温存しておりますが、まだ新規売りするタイミングではないと考えているため、ほとんどが状況確認しております。しかし、売るタイミングは、NY金が100ドル下げるかどうかになります。今下げ渋る価格として挙げるならば1275~1300ドルと考えております。1350ドルならば、マックス75ドルの下げという事になるため、正直売るのには不十分と考えておりました。

 

ただし、ここにきてNY金時間外取引で1370ドルを超えてきました。マックス100ドルの下げに近づいてきたことになります。しかしまだ不十分です。と言いますのは、ファンドは1300ドルを上抜けて買いポジションを増やしているため、ファンド買いの値洗いが大幅プラスであるのならば、買いポジションを投げる(狼狽売り・手じまい売り)という事ではなく、単なる利食いになってしまいますので、まだ下げ幅は限定的という事になります。それならば、どのようなことが理想かと言いましたら、NY金におけるファンドの買いポジションの値位置が、1350ドル以上にならなければいけません。それを理解できるのが、出来高になります。出来高は、ファンドの動きを示します。利食いしたファンドもいれば、新規買いをしたファンドもいるという事になります。

 

1月22日の出来高は、取組約57万3000枚に対し約45万4000枚枚(1330ドル前後の価格)。23日の出来高は、取組58万2000枚に対し約45万6000枚(1335ドル前後の価格)。24日の出来高は、推定61万7000枚(1350ドル以上)という流れになっております。つまり、ファンドの買いポジションは、恐らく1330ドル以上に持ち上がったように思えます。1350ドル以上で出来高が増加し続けますと、1350ドル以上にファンドの買いポジションが移動したことになると、私は考えます。

 そのような動きになりましたら、NY金は高値圏に突入したと考えるべきでしょう。そうしますと、仮にドルが安値圏で推移したとしましても、ファンドの手仕舞い売りが出やすいため、あえて修正安を演じやすくなると考えております。もうしばらくは、行ったり来たりの相場を予想しておりますが、今月末から来月〇〇日の週の間に、新規売りをしていこうと考えております。

 

※会員募集中です。2週間無料になっていますので、お気軽にお申し込みください。

 

 

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事