昨日、トランプ大統領は、ティラーソン国務長官の解任したことにより、再びドル安・円高に振れることとなりました。北朝鮮との首脳会談を前に、なぜこのような行動に動いたのでしょうか?ティラーソン国務長官の後任にポンぺオCIA長官を充てるとの発表があり、強硬な外交に動く可能性が高くなり、再び地政学リスクを意識しなければいけません。そうしますと、FOMCを前にNY金が売り叩かれにくくなることでしょう。むしろ、ドル安によって、NY金は堅調に推移しそうです。その一方で、5月末までに行われます米朝首脳会談前には、北朝鮮の核実験も行われにくく、以前のようなNY金の棒上げに、期待は出来ないと考えます。
ただし、以前から述べていますように、4500円台はやや買い方針としながら、今一度戻りは売られると予想し、ここ最近の動きを見る限りでは、一進一退の攻防戦になっておりました。しかしながら、その動きにもそろそろ変化が出てきそうです。私自身、先ほども述べましたように、大きな上昇相場を期待することはできませんが、上記のテクニカルチャート(DMI)を見ますと、‐DI と+DIが徐々に接近、クロスするのも時間次第になってきております。完全にクロスしますと、買いの勢力が短期的にも増します。
これは、あくまでも私のシナリオですが、ドル安・円現状維持、NY金堅調が予想されます。円高に動きにくくなるようならば、NY金の堅調により、恐らく東京金は〇〇〇〇円まで買われる可能性があると予想します。2日前の12日NY市場の取組は増加し、翌13日の同市場の出来高が前日を上回ったことを考慮しますと、FOMC前にファンドが新規買いを入れていると思います。ただし、FOMC前にガンガンの強気にはならない方が良いでしょう。よって、短期的には買い方針ですが。FOMC前の吹き値では利食いを視野に入れておくのが良いでしょう。
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