<東京金>
今週水曜日のFOMC議事録までは、NY市場は上がりにくく、東京市場も上値が重い展開が予想されます。しかしながら、米国債をファンドが売り叩いていることから、仮にそのファンドのポジション調整が出た場合は、米長期金利は低下、ドル上昇一服、NY金は1300ドルをトライすることになるでしょう。しかし、そこで、金独自の強材料がない場合は、再び失速する可能性があり、やはり来月中旬ごろまでは、上値の重い展開を予想します。
<東京白金>
東京白金は、中期スタンスで買い玉維持とします。ここ最近では、ユーロ安が上値の重い要因になっております。ユーロ安もイタリアの国債利回り上昇によるもので、イタリアの債務不安が相場を重くさせていると考えております。しかも、前回お伝えしましたが、ジョンソンマッセイ社とワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が、2018年の需給見通しを供給過剰と予想したこともファンドの売りを誘っているようです。ただし、ファンドの売りポジションが増加していることもあり、ここはNY市場が売られた場面を買い拾っていくのが良いでしょう。
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