東京金は、買い方針継続とします。しかしながら、北朝鮮の非核化に向け、米朝の対話が今後も続くことから、NY金は昨年のような上昇相場はないと考えております。
しかしながら、ドナルド・トランプ氏が米大統領に就任しましたのは、2017年1月20日。2016年12月には米利上げ観測からNY金は1150ドルを割り込みましたが、その後NY金の動向を見ますと、2017年7月に1200ドル、同12月に1250ドル、今年に入りまして1300ドルといったように徐々に安値を切り上げております。
ただ、今後1350ドルを下値にするとは思えません。冒頭で述べましたように、北朝鮮の核問題が払しょくされ始めていること、FRBやECBが出口に向かっていることを考えますと、NY金に資金が入り難くなると予想します。そのため、私の相場観ですが、夏場に高値を付ける可能性が高いものの、年末に向けて下落すると予想します。なぜならば、今年11月には米中間選挙を控えております。上下両院で共和党が民主党に勝利するには、ハードルが高いと思いますが、仮に上下両院でねじれ政権になった場合、むしろトランプ大統領政策にブレーキがかかりやすくなり、トランプリスクが和らぎ、その時はNY金1200ドル~1150ドルまで下落する可能性があるからです。
よって、短期的には買い方針で臨みますが、〇〇〇〇円以上、時期を考慮し、吹き上がった場面では売りも考えていきます。
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