東京金は、戻りは売られやすいとコメントしております。なぜならば、中国の投資家が金を売却したことや、ドルが高値維持、ユーロ安により世界金ETF保有残高が減少し、NY市場で1300ドル以上は困難と考えたからです。そのため、円安によって東京市場が反発したとしましても、その反発場面は売り有利の展開が予想できました。
本日は、私の予想していた価格帯よりも安くなりました。因みに、私が予想していた下値は、4455円前後でした。しかし、今のこの価格帯では弱気したくありません。と言いますのも、先週末に中国人民銀行は米国との貿易摩擦懸念により、預金準備率を0.5ポイント引き下げてきました。7月5日から実施されますが、やはり人民元安が進みやすくなることから、再び中国人投資家は金を購入することが予想されます。
しかも、テクニカル面から見ましても、今の価格帯は一旦売り玉の利食いと考えております。上記のチャートは、東京金日足になります。そのチャートに、出来高とRSI(相対力指数14日)を組み合わせたものになります。そのチャートでは、本日で6日連続陰線を演じ、取組も増加傾向となっております。東京金の取組は、一般投資家の買いに対し、ファンド売りの構図となっております。6日連続下落したことから、RSIは既に30%を下回り、若干売られすぎのように思います。本日の東京市場取引中では、ドルが軟調にも拘らず、NY金時間外も軟調となっておりました。恐らく、この動きは、一般投資家の売りが若干出たように思えます。そうなりますと、一旦戻りを演じることが予想され、その戻ったところは再び売り方有利とかんがえます。つまり、ここまで売られた相場が、簡単にV字反騰するとは思えません。何回も下値を試す可能性があると予想します。よって、東京市場〇〇〇〇円~〇〇〇〇円のレンジをイメージしながら、日柄と価格帯を意識し、トレードしていくのが良いでしょう。
※会員募集中です。2週間無料になりますので、お気軽にお申し込みください。