いよいよ今週末に、コーン作付推定面積と、四半期在庫の発表があります。ロイター通信が実施したアナリスト調査によりますと、作付推定面積は8856万2000エーカー(3月時点の予想8802万6000エーカー)と、3月時点より増加する予想。 一方、6月1日時点のトウモロコシ期末在庫は52億6800万ブッシェルで、同時期としては1988年以来の高水準の見込みです。つまり、いずれも弱気の予想となっております。
昨日もコメントしましたが、私も作付面積&四半期在庫は増加すると予想しておりましたが、既に弱気の予想が出ていることや、今週末から産地の気温が35度を上回ることから、一旦売り方ファンドの買戻しが入ることも意識しておく必要があります。今のシカゴコーン価格は、ほとんど天候プレミアムが加算されていない分、今週末から来週、来月4日~7日辺りまで反発も考えられます。その戻った場面では、売りで臨みたいと思います。
さて、東京金ですが、戻り売りの流れとお伝えしてきましたが、本日の東京市場新補発会からは、あまり弱気したくはありません。正直、今の金自体は、米中貿易摩擦懸念からリスクオフの動きとなり、買い上げるプレーヤーが存在していないことが、1200ドル半ばまで価格を押し下げたように思えます。しかしながら、米中貿易摩擦の影響というよりは、四半期末のファンドのポジション調整が大きいように思えます。そう考えますと、来月以降からは新たな資金が入り、若干の反発を考えております。つまり、東京金では〇〇〇〇円~〇〇〇〇円レンジをイメージしていきたいと思います。
<テクニカル面>
上記のチャートは、NY金日足チャートに一目均衡表を重ね、14日相対力指数(RSI)を組み合わせたものになります。①を見ますと、25%まで低下しているのが理解できます。昨年7月7日1200ドル前半まで下落した時でも、同指数は29%台でした。今現在、かなり売られすぎているように思います。しかし、私自身、今は売られすぎでも、正直1300ドルを上抜けることは困難と予想します。そこまでの強材料に乏しいことと、②のテクニカル、先行スパン=雲が1300ドル~1325ドルに存在していることが、今後の上値を抑える要因になりそうです。かなりの厚みとなっております。よって、NY金も〇〇〇〇ドル~〇〇〇〇ドルを考えていきたいと思います。
それならば、NY金の反発の要素として、南ア・ランドの反発と、中国人民銀行の預金準備率引き下げによる中国元安による金買いが考えられます。当然それ以外も考えられますが。上記のチャートは、ドル/南アランドの日足になります。上昇しているロウソク足は、ドル高/南アランド安を示しております。来月辺りからは、ドルに対し南ア・ランドが反発するように思えます。
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