先月末6月29日のコメントは、今月から新たな四半期がスタートすることから、資金も流入し、流れが変わる可能性があると指摘。(6月は下落相場)しかし、今月に入り、東京白金は3日に100円以上下落し、とんでもない動きを演じてしまいました。
本日、日本時間6日の午前3時にはFOMC議事録、明日はいよいよ米中の追加関税発動の日になります。その追加関税報復に対し、中国財政省は4日遅くに声明を出しました。「われわれが最初の一発目を打つことは決してなく、米国より早く関税を発動させることはない」としました。これに先立ち、メディアは時差の関係上、中国が米国より早く発動させる見込みだと伝えていました。(Bloomberg news)
4日、ドイツ・ベルリンで、米国のリチャード・グレネル駐ドイツ大使は、欧州連合(EU)が米自動車関税を撤廃すれば、トランプ大統領はEU車への関税警告を止めると、ドイツ自動車メーカー(フォルクスワーゲン、ダイムラー、BMW)のCEOらに伝えました。(米EU双方が、輸入関税を0%にすると、同氏が提案)
貿易摩擦に関しまして、水面下での折衝が多くなってきました。
そのため、商品市場は不安定な動きになっております。その中でも、金は徐々に下値を切り上げると考えております。白金は、自動車関税問題が解決していないため、再び売り叩かれる可能性もあります。私は、金・白金共に、買い目線で考えております。ただし、やや売り叩かれても良いように、意識しております。
東京トウモロコシ、東京ゴム共に中国の関税報復措置や、自動車関税に対して、売り叩かれやすい環境と把握しております。しかし、関税緩和すると、売られた分の反発は十分考えられるため、安値を売る相場ではないと考えます。
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